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 2003年第3号

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◇ 故吉塚光明教授を追悼して

 平成15年10月15日未明,久留米大学医学部解剖学第一講座主任・吉塚光明教授は御病気のため逝去されました.
 享年53才という若いご年令にもかかわらず,病魔の忍び寄るところとなり,薬石も効果なく御発病後瞬く間の経緯でありました.御家族様は勿論,教室員御一同とともに,本学会会員として慎んで哀悼の意を捧げたいと思います.
 吉塚先生は,昭和25年1月福岡県山門郡瀬高町のお生まれで,鹿児島市の名門・ラサール学園で中高校を修学され久留米大学医学部へ進学,昭和50年同大卒,昭和50年〜54年の間同大大学院生として故竹重順夫教授(解剖学第一講座)の御指導を受けられました.大学院終了後は直ちに竹重教授門下の重要な研究・教育スタッフとなり,その後,宮崎道雄教授の下で講師,米国オルバニー医科大学への留学(昭和57年〜59年)を経て,産業医科大学解剖学講座助教授(昭和62年〜平成5年4月)を務められ,平成5年5月に母校の久留米大学に解剖学第一講座主任教授として迎えられました.以来,同職において研究・教育・学会活動にと御精励になりました.
 先生の御専門は,講座の主たる教育担当分野としての「肉眼解剖学」並びに電子顕微鏡学で,後者に関しては,眼組織や血管の微細形態について御関心が深く,産業医科大学に移られて後は中毒による組織細胞の形態変化を追求されるなど,学際的領域に広がる顕微鏡学研究を推進されました.平成9年からは日本電子顕微鏡学会技術認定委員に任ぜられ,以来6ケ年の長きにわたり同委員会活動に協力,九州試験場の責任者として受験者増に貢献されています.この間,平成12年12月には同学会九州支部会を主催されました他,学会役職としては,平成5年より日本解剖学会評議員,平成6年より日本顕微鏡学会評議員にそれぞれ御就任になり,平成14年からは篤志解剖全国連合会理事,平成15年4月開催「第108回日本解剖学会総会・全国学術集会」副会頭を務められました.
 久留米大学内にあっては,平成13年から同大学の附属臨床検査専門学校長,平成15年からは更に加えて同大動物実験センター長として,それぞれの発展に重要なお働きをなさって来られました.
 以上の如く,教室の内外にあって御多忙に活躍しておられました先生が突如としてご病床に伏せられたのは御逝去前のわずか3ケ月にも到らぬ時であり,日頃隣の教室にあって親しく行き来しておりました筆者らでさえ,驚き以外の言葉はありませんでした.
 吉塚教授の元には多くの大学院生が集まり,優れた人材も育ち始め,いよいよこれから研究の大進捗をもたらされるものと多くの期待がありましたにも関わらず,かかる御急逝になられましたことは,久留米大学のみならず,顕微鏡学・解剖学それぞれの学会にとりましても大きな損失と申さざるを得ません.慎んでここに,御冥福をお祈り申し上げます.

(久留米大学医学部解剖学第二 猪口哲夫)

◇ 第14回電子顕微鏡大学について

 日本顕微鏡学会は材料研究に従事する研究者や技術者,初心者を対象に電子顕微鏡の基礎技術についてのセミナー「電子顕微鏡大学」を企画しています.電子顕微鏡の予備知識が無くても受講できる,平易でしかも実際に役立つ講義内容が特徴です.
受講希望及び詳細については E-mail・FAX・葉書で下記までご連絡ください.プログラム等詳細をおってお知らせします.
会 期:2004年4月19日(月),20日(火)
会 場:東京工業大学100年記念館(東京都目黒区)
連絡先:〒060-6826 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学エネルギー先端工学研究センター
電顕大学事務局
E-mail: dendai@ufml.caret.hokudai.ac.jp
 

◇ 日本顕微鏡学会関東支部第28回学術講演会について

 標記講演会を,下記要領にて開催いたします.多数,ご参加いただきますようご案内申し上げます.

実行委員長:黒岩常祥(立教大学)
ホームページ:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsm/shibu/kanto/conf_top.htm

-バイオ・ナノテクノロジーとそれを支える顕微鏡技術-

日 時:平成16年3月13日(土)

会 場:東京医科大学病院6階

(営団地下鉄 丸ノ内線 西新宿駅(東京医大病院前)下車,徒歩数分.または,新宿駅西口より徒歩約10分).

参加費(含予稿集代):3,500円(会員),4,500円(非会員)学生は無料(予稿集は希望者に1,500円で提供).

懇親会参加費:3,000円(学生1,000円)

講演内容:午前中は,最近研究が盛んな「生体適合材料」や実用の域に達しつつある「3D トモグラフィー」などについて,生物・非生物共通のセッションを行います.午後の材料系セッションでは,「半導体・セラミックス・鉄鋼などの実用材料の評価」と「Nature/Science 誌に見られる先端研究と顕微鏡」が講演されます.午後の生物系のセッションでは,「ポストゲノム時代を支える顕微鏡技術」に加え,例年好評を博している「初心者のための試料作製セッション」もパラレルに行なわれます.関東支部の総力をあげ,いずれも各分野の第一人者である先生方に講演を依頼しております.詳細は,上記の学会ホームページをご覧下さい.
一般からのポスター発表を募集します:
今回の関東支部講演会では,ポスター発表のセッションを設けます.優れたポスターには,『ベストポスター賞』を授与します.
氏名・所属・連絡先・E-mail と,A5 横書きの原稿を作成の上,平成16年1月8日までに,下記送付先までお願いします.詳細は,上記ホームページをご覧下さい.
未完成や検討中の研究内容も歓迎します.是非ご参加下さい.

予稿原稿送付先,および問い合わせ先:
木本浩司(副実行委員長)
〒305-0044 茨城県つくば市並木1-1 物質・材料研究機構
E-mail: kimoto.koji@nims.go.jp
TEL: 029-860-4402

◇ 平成16年度分科会・研究部会公募の案内

 申請用紙の請求,手続きの詳細などは学会事務局へご連絡ください.募集の〆切は2004年1月16日(金)(必着)です.

◇ 永年会員について

 正会員歴30年以上でかつ満65歳以上の会員は,5年分の会費を一括前納することにより永年会員となることができます(永年会員:終生正会員の資格を保有).永年会員の申請については学会事務局へお尋ねください.
 

◇ ホームページについて

 学会ではホームページを開設しています.会員各位のご意見をお待ちしております.URL は以下のとおりです.
URL: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsm/
また,学会の E-mail アドレスは以下のとおりです.
$MAIL_CONTACT
 

◇ 内規の改正について

 平成15年度第2回理事会において「電子顕微鏡技術認定制度規則」および「電子顕微鏡技術認定試験実施細則」の改正が行われました.
電子顕微鏡技術認定制度規則
  1. 目的:本制度は,社団法人日本顕微鏡学会(以下本学会と称す)定款第5条にもとずき,本学会の責任において一定の基準による試験を行なうことにより,電子顕微鏡に関する技術と知識を有する者を認定することを目的とする.
  2. 技術認定試験の種別:試験の種別は次の2種類とする.
    1) 電子顕微鏡二級技士認定試験:二級技士とは,電子顕微鏡の各種応用分野における基礎的技術・知識を有する者のことであり,試験の対象は比較的簡単な試料作製,電子顕微鏡調整(保守を含む),撮影,写真処理などの一連の操作に必要な技術・知識およびその他試料技術全般についての一般的な知識とする.
    2) 電子顕微鏡一級技士認定試験:一級技士とは,電子顕微鏡の各種専門分野に関するより高度な技術・知識を有する者のことであり,試験の対象は保守および操作が単独ででき,かつその専門分野に関する試料を十分に処理できる技術・知識とする.
  3. 受験資格
    1) 二級技士認定試験は電子顕微鏡の基礎的技術および関連知識を有する者を対象とする.
    2) 一級技士認定試験は電子顕微鏡の実務経験3年以上の者で,二級技士認定証または一般技術認定証を有する者を対象とする.
  4. 技術認定の方法:略(改正無)
  5. 登録:技術認定試験に合格し,所定の登録料を納付した者は,「電子顕微鏡二級技士」または「電子顕微鏡一級技士」として本学会に登録し,会長はこれに認定証を授与する
    ただし,該当者は正会員でなければならない.
  6. 受験資格・認定の取消:略(改正無)
  7. 技術認定委員会:略(改正無)
  8. 技術認定試験委員:略(改正無)
  9. 試験の実施:略(改正無)
  10. 規則の改正:略(改正無)
    付則 1) 本規則は昭和60年4月1日より発効する.
    2) 本規則の変更は平成15年7月18日より施行し,2004年度の試験から適用する.
    3) 平成15年7月18日の改正により,それまでの「一般技術認定試験」が「二級技士認定試験」に,「特殊技術認定試験」が「一級技士認定試験」に改正された.本規則施行に際しては改正以前の合格者にそれまでと同様に対処できるよう運用することとする.

    電子顕微鏡技術認定試験実施細則(5・6項のみ改正)
    5) 二級技士認定試験は,原則として筆記試験のみとする.
    6) 一級技士認定試験は,試験期日を別に定め,実地試験および筆記またはそれに代わる口述試験を行う.
    付則 1)・2)略(改正箇所無)
    3) 本細則の変更は平成15年7月18日より施行し,2004年度の試験から適用する.
    4) 平成15年7月18日の改正により,それまでの「一般技術認定試験」が「二級技士認定試験」に,「特殊技術認定試験」が「一級技士認定試験」に改正された.本細則施行に際しては改正以前の合格者にそれまでと同様に対処できるよう運用することとする.

◇ IMC-16 について

 平成15年度第2回理事会において@IMC-16 組織委員,ならびにAIMC-16 組織委員会の設置に関する内規が承認されました.

   IMC-16 組織委員
飯島澄男,砂子沢成人,石川 晃,石村和敬,磯田正二,市野瀬英喜,井出千束,伊東隆夫,岩槻正志,上田 修,牛木辰男,内山安男,大貫惣明,大野伸一,長舩哲齊,覚道健一,木塚徳志,倉田博基,桑野範之,小暮敏博,小路武彦,後藤俊幸,今野豊彦,坂 公恭,佐々木崇寿,鮫島正純,澤田 元,柴田洋三郎,柴山環樹,下山 宏,進藤大輔,菅沼龍夫,鈴木季直,関口隆史,高井義造,高田邦昭,高野吉郎,高柳邦夫,竹田精治,田中信夫,寺内正己,外村 彰,友清芳二,永山国昭,西田 稔,板東義雄,平山 司,弘津禎彦,藤川清三,藤本豊士,古屋一夫,松井良夫,光岡 薫,森博太郎,森田清三,矢崎和盛,山科正平,山口正視,依藤 宏,脇田 稔,渡部 剛,亘理文夫

   国内顧問会議
高橋平七郎,猪口哲夫
IMC-16 組織委員会の設置に関する内規
(目 的)
第1条 国際顕微鏡学会連合 (International Federation of Societies for Microscopy, IFSM) との連携のもと,第16回国際顕微鏡会議(International Microscopy Conference,以下「IMC-16」と呼ぶ)を2006年9月3日〜8日,札幌市において開催するため,日本顕微鏡学会内に IMC-16 組織委員会を設置する.
2 IMC-16 組織委員会は IMC-16 の企画・立案・実施に関して,理事会と協力しつつ,責務を果たすものとする.
(委員長・副委員長)
第2条 委員会の委員長は,理事会が選任するものとする.
2 委員長は理事会の承認に基づいて,数名の副委員長を置くことができる.
3 委員長は,委員のうちから代理を指名し,職務を代行させることができる.
(組織委員)
第3条 組織委員は,2006年度で65歳以下の会員の中から理事会が選任し,委員長が指名する.
2 委員の選任に当たっては,IFSM および理事会との関係を十分配慮しつつ,各支部からの推薦を考慮して決定する.
3 委員の補充・解任は理事会の承認に基づいて,委員長が行う.
(International Advisory Board の設置)
第 4 条 委員長は IFSM との契約に基づいて,International Advisory Board を設置し,国際的な視点からの会議開催に関する意見を聴取しなければならない.
2 International Advisory Board の委員の選任は,理事会および IFSM の意見に基づいて,委員長が行う.
3 委員の補充・解任は理事会の承認に基づいて,委員長が行う.
(国内顧問会議の設置)
第5条 委員長は,2006年度で66歳以上の会員の中から理事会が選任し,委員長が指名する.
2 委員の選任に当たっては,会議開催に関係する国内各機関および IFSM,理事会との関係を十分配慮しなければならない.
3 委員の補充・解任は理事会の承認に基づいて,委員長が行う.
(小委員会の設置)
第6条 委員長は,プログラム,展示,出版等の特定の事業を行うため,組織委員会内に小委員会を設置することができる.
2 小委員会は小委員長と数名の委員で構成され,小委員は原則として委員の中から小委員長が指名するが,必要に応じて,委員外からも選任できるものとする.
3 小委員の補充・解任は小委員長が行う.
(幹事会の設置)
第7条 委員長は,副委員長と各小委員長をメンバーとする幹事会を設置することができる.
2 委員長は必要に応じてメンバー以外の関係者を加えることができる.
(委員会・International Advisory Board・国内顧問会議・幹事会の開催)
第8条 会議は必要に応じ開催するものとし,委員長が召集する.
2 委員長が必要であると認めるときは,委員以外の者を会議に出席させ,その意見を聴くことができる.
(小委員会の開催)
第9条 小委員会は必要に応じ開催するものとし,小委員長が召集する.
2 小委員長が必要であると認めるときは,小委員以外の者を委員会に出席させ,その意見を聴くことができる.
(庶 務)
第10条 委員会の下に,IMC-16 事務局を設置し,庶務を行う.
附 則
本内規は平成15年7月18日から施行し,IMC-16 関連事業の終了時までとする.
・関係学協会のお知らせ・・・略
・平成14年度第5回理事会議事要旨
日 時:平成15年6月6日(金)16 : 00〜19 : 00
会 場:札幌コンベンションセンター
出席者:(理事)飯島澄男,井出千束,古屋一夫,大野伸一,森博太郎,脇田 稔,石川 晃,長舩哲齊,鈴木季直,石村和敬,倉田博基,田中信夫,猪口哲夫.(監事)高田邦昭
オブザーバー:(役員候補)理事候補:外村 彰,岩槻正志,澤田 元,高野吉郎,寺内正己,松井良夫,高井義造,永山國昭,平山 司,友清芳二.監事候補:矢崎和盛(委員長・支部長),山口正視(技術認定委員長),山科正平(関東支部長),下山 宏(関西支部長),大槻勝紀(15回サマースクール実行委員長),平井圭一(8APEM 組織委員長・第60回学術講演会実行委員長),覚道健一(和文誌編集委員長),市野瀬英喜(欧文誌編集委員長・第13回電顕大学企画委員長),畑 俊夫(日本臨床電子顕微鏡学会理事)
委任状出席:(理事)後藤俊幸,(監事)内山安男
参考/兼任理事・理事候補:脇田 稔(北海道支部長),友清芳二(九州支部長),高野吉郎(第48回シンポジウム実行委員長)

【報告事項】
  1. 庶務報告:大野常務理事から第4回理事会以降の会務報告が行われた.また,平成16年度科研費審査員候補者については会長を中心に常務理事会で検討し,各研連へ推薦した旨報告があった.
  2. 欧文誌編集委員会報告:編集進捗状況報告
  3. 和文誌編集委員会報告:編集進捗状況報告が行われた.また,平成15・16年度編集委員候補者として新たに以下の会員が推薦され,委嘱することとした.
    平成15・16年度和文誌新編集委員:川上速人,西野武志,寺内正己,杉山昌章
  4. 技術認定委員会報告:10月11日に行われる技術認定試験について報告があった.
  5. 各支部報告:各支部から14年度事業報告・決算及び15年度事業計画・予算報告について配布資料に基づき,報告があった.
  6. 学術運営委員会・分科会・研究部会報告:井出委員長より各分科会・研究部会の平成14年度事業・会計について報告が行われた.また,理事会前に行われた学術運営委員会・分科会・研究部会責任者合同会議について報告が行われた.
  7. 第13回電顕大学報告:市野瀬委員長より4月23,24日に東京大学山上会館で行なわれた本年度電顕大学について,87人の参加があり,盛会裏に終了した旨報告があった.
  8. 第15回サマースクール進捗状況報告:大槻実行委員長より7月26〜27日に大阪医科大学で行なわれる本年度サマースクールについて準備状況が報告された.
  9. 第48回シンポジウム準備状況報告:高野実行委員長より12月6〜7日に東京医科歯科大学で行われるシンポジウムについて準備状況報告が行われた.
  10. 8APEM(第60回学術講演会)準備状況報告:平井組織委員長より平成16年6月7〜11日に石川県立音楽堂他で行われる標記大会・講演会について準備状況の報告が行われた.
  11. 日本臨床電子顕微鏡学会報告:畑日本臨床電子顕微鏡学会理事より日本組織細胞化学会と合同で開催される同学会大会について報告が行われた.

【議 題】
  1. 平成14年度事業報告の件:大野常務理事より総会資料に基づき標記の件について説明が行われ,承認の後,総会に諮ることとした.
  2. 平成14年度収支決算報告の件:脇田常務理事より総会資料に基づき標記の件について説明が行われ,承認の後,総会に諮ることとした.
  3. 監査報告:高田監事より4月19日に行われた監査結果について法令及び定款に照らして正当である旨の報告が行われた.
  4. 平成15年度事業計画の件:大野常務理事より総会資料に基づき標記の件について説明が行われ,承認の後,総会に諮ることとした.
  5. 平成15年度収支予算の件:脇田常務理事より総会資料に基づき標記の件について説明が行われ,承認の後,総会に諮ることとした.また,役員旅費リストが提出され,了承された.
  6. 会費滞納者除名の件:大野常務理事より2年以上会費を滞納している会員へ会費納入を働きかけ,8月末日までに納入無き会員に対しては定款第14条に基づいて除名する旨の提案がされ,承認し,総会に諮ることとした.
  7. 国際顕微鏡学会議 (IMC) の件:古屋常務理事より ICEM 招致から日本開催決定に至るまでの報告,ならびに今後の日程等について説明が行われた.また,@IMC-16 組織委員会の設置に関する内規,ならびにAIMC-16 組織委員が承認された(組織委員は原則2006年に65歳以下の会員で各支部推薦・01・02年度役員,03・04年度役員,ICEM 招致委員,企業関係者,ならびに IFSEM 役員の本会会員で構成される).また,IMC-16 組織委員長として飯島澄男会員が推薦され,委嘱することとした.また,IMC-16 事務局について古屋一夫会員(物質・材料研究機構)のもとに設置することとした.
  8. 総会・評議員会運営の件:大野常務理事より総会進行案が提出され,了承された.
  9. 入退会の件:大野常務理事より2003年2〜4月分の会員異動について報告が行われ,承認された.
    正会員 学生 賛助
    入会 23 8 0
    退会 80 1 0
  10. 協賛等の件:大野常務理事より標記の件につき,説明があり,11件の協賛・掲載等を了承した.なお,「日本学術会議解剖学研究連絡委員会:第19回形態科学シンポジウム」へ研連補助金の申し合わせにより30,000円を拠出することとした.
  11. 次年度理事会への申し送りの件
    平成15年度理事会への申し送り事項に関し,飯島会長より配布資料に基づき説明が行われた.審議の後,以下の項目について申し送ることとした.
    @学会の運営 A会員数の維持・拡大 B財務 C国際会議の件 D分科会・研究部会について E学会誌について(和文誌・JEM)

◇ 平成15年度第1回理事会議事要旨平成15年通常総会議事要旨

平成15年6月7日 12時より札幌コンベンションセンター(札幌市)において平成15年通常総会を開催した.
定足数:119名(役員および評議員総数238名の 1/2)
出席者:163名(うち書面による出席者80名)
上記のとおり出席者が定足数に達したので,定款35条により飯島会長が議長席につき,開会を宣し,議事録署名人に古屋一夫,大野伸一の両氏を選出し,議案の審議に入った.

第1号議案 平成14年度事業報告の件:承認
第2号議案 平成14年度収支決算報告の件:承認
第3号議案 平成15年度事業計画の件:承認
第4号議案 平成15年度収支予算の件:承認
第5号議案 名誉会員推薦の件:John M. Cowley 氏,Archie Howie 氏,Michael J. Whelan 氏を名誉会員へ推薦する旨が承認された.
第6号議案 会費滞納者除名の件:平成13年度から会費を滞納している会員を定款14条に基づいて除名する旨が説明され,承認された.除名は平成15年9月1日をもって行うこととした.
第7号議案 次期評議員選任の件:定款23条の規定によって選挙により選出された評議員について説明が行われ,承認された.
第8号議案 役員選任の件:本総会終了をもって退任する理事および監事並びに新任理事・監事候補者について説明が行われ,承認された.退任および新任の理事・監事は次のとおり.
(退任理事)飯島澄男,脇田 稔,石川 晃,大野伸一,長舩哲齊,倉田博基,鈴木季直,古屋一夫,石村和敬,井出千束,後藤俊幸,田中信夫,森博太郎,猪口哲夫
(退任監事)高田邦昭,内山安男
(新任理事)外村 彰,大貫惣明,脇田 稔,岩槻正志,大野伸一,澤田 元,高野吉郎,寺内正己,松井良夫,石村和敬,倉田博基,高井義造,永山國昭,平山 司,森田清三,友清芳二
(新任監事)井出千束,矢崎和盛
続いて定款16条により新任理事による会長,副会長および常務理事の互選が行われ,承認された.
会 長:外村 彰 副会長:澤田 元
常務理事:大野伸一,平山 司,石村和敬,松井良夫

◇ 平成15年度第1回理事会議事要旨

日 時:平成15年6月7日(土)14 : 00〜15 : 00
会 場:札幌コンベンションセンター(北海道札幌市)
出席者:(理事)外村 彰,大貫惣明,岩槻正志,大野伸一,澤田 元,寺内正己,松井良夫,石村和敬,倉田博基,高井義造,永山國昭,平山 司,森田清三,友清芳二
(監事)井出千束,矢崎和盛
【議 題】
  1. 顧問推薦の件:外村会長から慣例により飯島前会長を顧問に推薦したい旨提案があり,定款29条に則り審議した結果,承認され,委嘱することとした.
  2. 日本臨床電子顕微鏡学会からのオブザーバー出席の件
    申し合わせによる関連学協会から理事会へのオブーザーバー出席について審議した結果,前期同様,日本臨床電子顕微鏡学会からの出席を依頼することとした.

◇ 平成15年度第2回理事会議事要旨

 日 時:平成15年7月18日(金)14 : 00〜16 : 00
会 場:日立製作所本社ビル(東京都千代田区)
出席者:(理事)外村 彰,澤田 元,大野伸一,平山 司,石村和敬,松井良夫,脇田 稔,岩槻正志,高野吉郎,寺内正己,倉田博基,高井義造,森田清三,友清芳二
(監事)矢崎和盛
委任状出席:大貫惣明,井出千束
オブザーバー:平井圭一(8APEM 組織委員長),飯島澄男(IMC-16 組織委員長),古屋一夫(IMC-16 組織委員),市野瀬英喜(欧文誌編集委員長),覚道健一(和文誌編集委員長)
【報 告】
  1. 庶務報告:大野常務理事より会務ならびに配布資料に基づき報告が行われた.また,常務理事会での討議結果報告として,@JEM のサプリメントも論文賞の被推薦論文として適当と認める,A金研連関係の窓口(委員)として松井常務理事を選出し,同研連へ連絡した旨の報告があった.
  2. 会計報告:7月9日現在の会計報告が行われた.
  3. 欧文誌編集委員会報告:進捗状況報告
  4. 和文誌編集委員会報告:進捗状況報告
  5. 第48回シンポジウム準備状況報告

【議 題】
  1. IMC-16 の件:飯島組織委員長・古屋組織委員から IMC-16 の準備状況報告が行われた.なお,生物系プログラム委員長が未定である旨説明があり,候補者として柴田洋三郎会員が推薦され,澤田副会長が交渉することとした.
  2. 8APEM の件(準備状況報告含):平井組織委員長から 8APEM の準備状況,ならびに予算等の財務面について報告が行われた.これを受け,学会から 8APEM への補助金について討議が行われ,これまでの補助金拠出例,ならびに2006年 IMC を勘案し,国際会議関係の預金から200万円を取り崩し,一時的にこれに仮払いとして支出することとした(8APEM への補助金は,第60回学術講演会補助金として250万円,国際会議関係預金・国際会議積立預金からの取り崩しが300万円(平成14年度理事会決定(補助金)100万円+平成15年度理事会決定(仮払い)200万円)の計550万円).
  3. 第49回シンポジウムの件:継続審議
  4. 第61回学術講演会の件:継続審議
  5. 第15回サマースクールの件:継続審議
  6. 平成16年度研究部会・分科会の件:澤田副会長から標記の件で研究部会の多くが平成15年度をもって継続年限の限度となる旨の説明があった.続いて次年度以降の分科会・研究部会について討議が行われ,AFM 関連の分科会・研究部会設立に向けて森田理事を中心に検討することとした.また,平成16年度分科会・研究部会申請要項等が提示され,これを承認し,学術運営委員会へはかることとした.
  7. 学会役員選出に関する件(定款の改訂):大野常務理事から役員選出にて内規の整備を行いたい旨の提案があり,審議の結果,「役員選出規定」の以下の条項について改定することとした(下線部が改定部分).
    第6条 会長(理事)候補者については正会員による直接投票を,会長(理事)候補者を除く理事および監事候補者については正会員による信任投票を行う.
    第9条 通常総会においては前項会長(理事)候補者,理事候補者(会長(理事)候補者を除く),および監事候補者のうちから,次期会長,理事,監事をそれぞれ専任する.
  8. 会員増員のキャンペーンの件:大野常務理事から会員増に関してのこれまでの取り組み経過が配布資料に基づき,報告された.続いて,外村会長から会員増員を積極的に行うために理事会内に本件を専門に取り扱う委員会を設置し,その任にあたってはどうかとの提案があり,これが承認された.
  9. 技術認定試験に関する件
    @内規改正の件:大野常務理事から電子顕微鏡一般技術認定試験を二級技士認定試験に,特殊技術認定試験を一級技士認定試験に変えたことによる整合性のため,「電子顕微鏡技術認定制度規則」および「電子顕微鏡技術認定試験実施細則」を改正したい旨,認定委員会から提案が出されている旨説明があり,原案通り承認された.
    A電子顕微鏡学ハンドブック(仮称)に関する件:大野常務理事から標記の本のタイトルについて説明が有り,委員会から案としてだされていた「電顕入門ガイドブック」とすることとした(ただしこの名称が過去に使われている経緯等がある場合には「電顕入門ハンドブック」とすることとした)」.
  10. 入退会の件:大野常務理事から2003年5月分の会員異動について報告が行なわれ,承認された
    (正会員-入会:11・退会:7,学生-入会:3・退会:0,賛助-退会:3).
  11. 協賛依頼の件:15件の協賛等を承認した.



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