第43巻 第2号 2008年
目 次
■ 巻頭言
研究の接点としての電子顕微鏡(特にHVEM)と顕微鏡学会の今後
高橋平七郎
■ 特集:線維芽細胞をめぐる最新の知見
線維芽細胞をめぐる最新の知見
中村桂一郎
小腸絨毛上皮下線維芽細胞における細胞間シグナリング
古家園子,古家喜四夫
組織常在性線維芽細胞は新生血管の内皮細胞に分化する
藤原隆,昆和典,樅木勝巳,大沼俊名
線維芽細胞の収縮と筋線維芽細胞
伊奈啓輔,北村裕和,藤倉義久
感染における角膜線維芽細胞の機能
西田輝夫
がん組織を構成する線維芽細胞の起源
石井源一郎,落合淳志
■ 解説
HAADF-STEMとHRTEMによるMg-RE(RE:希土類金属)合金の析出物の構造
平賀賢二,西嶋雅彦
位相差電子顕微鏡によるウイルス観察
山口正視,岡田仁,ダネフ・ラドスティン,西山清人,菅原敬信,永山國昭
■ 講座
DNAでコードされたセンサーによるCa2+イメージング
中井淳一
STEM像の解釈(Ⅰ)
山崎貴司,渡辺和人
■ 最近の研究と技術
トリプルビーム装置を用いたTEM試料作製
高橋春男
極浅イオン注入Si層の紫外ラマン観察
播磨弘
実時間(リアルタイム)ステレオ透過電子顕微鏡の開発
丹司敬義
凍結技法と免疫組織化学:分子の局在を知りたい,ここ一番の凍結超薄切片法
瀧澤俊広
SDS処理凍結割断レプリカ免疫標識法の神経組織への応用
深澤有吾,重本隆一
走査プローブ顕微鏡を用いた時間分解静電気力検出法の開発
松本卓也,川合知二
■ 飯島澄男会員にバルザン賞・外村彰会員日本学士院会員に
■ 海外研究室だより
ストックホルム大学・アレニウス研究所
阪本康弘
■ 編集後記
中村桂一郎
日本顕微鏡学会会報 2008, No. 2