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 第14回電子顕微鏡大学開催の御案内

第14回電子顕微鏡大学開催の御案内

− 初心者と中堅のための電子顕微鏡技術セミナー−

 電子顕微鏡はナノマテリアルをはじめとする先端材料の研究やバイオロジーの分野まで広い領域で、高度で有用な物質情報収集の担い手として、とみに存在感を増しつつあります。しかし、その機能と性能を十分に活用し、真に有用なデータを得るには、どうしてもある程度の基礎知識と操作の技術が要求されることも事実です。
 こうした状況を踏まえ、材料研究に従事する研究者や技術者で、これから電子顕微鏡を利用しようとする人あるいは、始めて間もない初級・中級レベルの人を対象に、電子顕微鏡法の基礎的技術セミナー「電子顕微鏡大学」を開講しています。電子顕微鏡による材料の評価法及び分析法を講義して好評のうちに今回で第14回目を迎えます。アンケートによる受講者の意見の迅速な反映、好評の「質問・解答集」の送付など、受講者講師陣一体となった「平易で役立つセミナー」となるよう情熱を傾けています。次代を担う若き力の受講をお誘いいたします。今回より会場が東京工業大学百年記念館に移動したことを機に,さらに講義内容の充実を図りたいと考えています。物質・材料研究の次代を担う諸兄の受講をお誘い致します。

主  催

日本顕微鏡学会

日  時

2004年4月19日(月)、20日(火)

会  場

東京工業大学大岡山キャンパス百年記念館、東京都目黒区大岡山2-12-1
会場地図はこちら

交  通

大岡山駅より徒歩一分
交通の詳細はこちら

定  員

150名(定員に至った時点で締め切ります)

受 講 料
(テキスト代含む)

電子顕微鏡学会会員および同賛助会員30,000円,
協賛学会会員45,000円,非会員60,000円,学生10,000円

申 込 先

「電顕大学」事務局
〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
北海道大学エネルギー先端工学研究センター
極限材料工学分野
TEL: 011-706-7580
FAX: 011-706-7580
e-mail dendai@ufml.caret.hokudai.ac.jp

申込締切

2004年4月12日(月)

申込方法

表題を「第14回電顕大学参加申込書」とし、氏名・勤務先・所属・住所・電話・FAX・E-mail)、申込資格を記入のうえ、郵便 またはE-mailのいずれかによりお申し込み下さい。定員以内であれば、受理通知を差し上げます。受講料は受理通知受領後に納入してください。
*:( 1)本学会会員、2)協賛学会会員、3)本学会賛助会員、4)非会員、5)学生のうちから該当の資格をお選びください。 1)については会員番号を、2)については学会名・会員番号をそれぞれご記入下さい)。

振込方法 下記の口座に郵便振込にて受講料を申込締切日までに、お振り込みください。振込が確認された時点で「受講証」と領収証をお送り致します。「受講証」は当日会場で御呈示して頂きますので大切に保管して御持参下さい。
振込口座 番 号:19070-2-6419291
名 称:電子顕微鏡大学

 

 

プログラム

<第1日目> 4月19日(月) 9:40〜17:15

<イントロダクション>

1.電子顕微鏡のハードウエア−基本構造のやさしい解説−

及川哲夫(日本電子)

< 電子顕微鏡特論(1)構造解析>

2.電子回折法 −回折像の原理と構造情報−

田中通義(東北大・多元研)

3.明視野像法、暗視野像法 −材料組織と格子欠陥の詳細な観察法−

坂公恭 (名大・工)

4.原子構造の解析

    1)高分解能電顕法の基礎 −格子像原理のわかりやすい解説−

田中信夫(名大・工)

    2)高分解能電顕法の実際格子像観察で守るべき技術的ポイント

市野瀬英喜(北大・エネ先端研)

<第2日目> 4月20日(火) 9:30〜17:50

<電子顕微鏡特論(2)局所分析>
5.エネルギー分散型X線分光法(EDS) −元素分析の原理と実際−

板東義雄(物質・材料研究機構)

6.電子エネルギー損失分光法(EELS) −電子構造の情報を捉える−

倉田博基(京大・化研)

7.試料作製法 −最適試料作成法と新手法−

上田修(富士通研究所)

< 電子顕微鏡特論(3)表面分析 >

8.表面のミクロ構造 −走査電顕(SEM・EPMA)SEM像と元素分析−

永田文男(日立サイエンス)

9.表面の原子・電子構造 −走査型トンネル顕微鏡(STM・AFM)原理と技術的ポイント−

富取正彦(北陸先端科技大)


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