低エネルギーホログラフィー電子顕微鏡の開発

新竹積，安谷屋秀仁，山下真生，マーティン・フィリップ・チャン

OIST沖縄科学技術大学院大学

要旨：生体サンプルに対して高いコントラストを得るために低エネルギーとし，さらに位相情報を得るためにIn-line Holographyを採用．FFTにより波の伝搬を計算して物体波の複素振幅を得ている．これにより高い位相コントラスト像が得られる．分解能はまだ高くないが，氷包埋したウイルス等のナノ粒子の観察ができつつある．現在この顕微鏡に適したサンプルの作製手法の開発に取り組んでいる．

キーワード：In-line Holography，Gabor，ホログラフィー，低エネルギー，電子線回折

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