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 2003年第2号

2003年第1号 ] [ 2003年第2号 ] 2003年第3号 ]

◇ 日本顕微鏡学会が一新しました!

日本顕微鏡学会会長 外村 彰

日本電子顕微鏡学会は,新時代に向けたさらなる発展を期して,10年前から学会の改革に取り組んできました.昨年7月には日本顕微鏡学会に改名し,走査型トンネル顕微鏡やレーザー共焦点顕微鏡などを含むさまざまな顕微法を用いた総合的な研究の場となり,本年6月には,新しい枠組みになって初めての学術講演会が札幌で開催されました.かつて考えられなかった様な多彩なシンポジウムが開かれ,講演者や参加者には国際会議と見まがうばかりの世界トップレベルの研究者が数多く集まり,日本の伝統ある学会の生まれ変わった姿を見ることができました.
私は,この6月から会長職を引き継ぐことになりましたが,学術面でも産業面でも世界のトップを切るこの分野を,さらに発展させるべく,微力ながら努力を致す所存です.会員の皆様も,新会員の勧誘,2004年に金沢で開催予定の「8th Asia-Pacific Conference on Electron Microscopy」と2006年札幌にて開催予定の「XVI International Congress of Microscopy」などの講演会への積極的参加などで,ご支援下さいます様お願い申し上げます.

◇ 第60回学術講演会について(第60回学術講演会は8APEM 合同の国際会議となります)

 2004年(平成1 6年)学術講演会は 8 th Asia-Pacific Conference on Electron Microscopy と合同の国際会議として開催されます.国内のみならず,海外からも多くの著名な研究者や若手研究者が参加します.指導的役割を担う方も,若い研究者・技術者の皆さんも是非ご参加下さい.多くの方々のご参加を心より歓迎いたします.詳細については
8APEM のホームページをご参照ください.
会 期:2004年6月7日(月)〜11日(金)
会 場:石川県立音楽堂,金沢全日空ホテル(石川県金沢市)
実行委員長(組織委員長):平井圭一(金沢医科大学)
8APEM ホームページ:
http://www.kanazawa-med.ac.jp/~8apem/
問い合わせ先:〒920-0293 石川県河北郡内灘町大学1-1
金沢医科大学解剖学第1教室内
8APEM 事務局
TEL/FAX: 076-286-9513
E-mail: 8apem@kanazawa-med.ac.jp
 

◇ 平成15・16年度役員

 平成15年度総会において以下の会員が役員に選任されました.
会 長:外村 彰 副会長:澤田 元
常務理事:大野伸一,平山 司,石村和敬,松井良夫
理 事:大貫惣明,脇田 稔,岩槻正志,高野吉郎,寺内正己,倉田博基,高井義造,永山國昭,森田清三,友清芳二
監 事:井出千束,矢崎和盛

◇ 平成15・16年度評議員

 平成15年度総会において以下の会員が評議員に選任されました.

《北海道支部》
石政 勉,宇尾基弘,工藤隆一,清水 宏,高橋平七郎,武田正子,竹花一成,辰巳治之,橋本善春,平 義樹,藤川清三,渡部 剛,亘理文夫

《関東支部》
相磯貞和,朝倉健太郎,安達公一,五十嵐芳夫,幾原雄一,砂子澤成人,石川 晃,石川春律,石田宏一,石塚和夫,市野瀬英喜,井野正三,井上金治,今市涼子,上田 修,牛木辰男,江尻貞一,及川哲夫,大島義文,大隅正子,大塚和弘,岡山重夫,小倉一道,長舩哲齊,長村義之,小野昭成,柿林博司,片山栄作,加藤 勝,上野武夫,川上速人,岸田晴雄,木塚徳志,木村利昭,黒岩常祥,小池紘民,甲本忠史,神山宣彦,小暮敏博,近藤俊三,近藤尚武,近藤行人,坂井建雄,佐々木克典,佐々木崇寿,佐々木博之,佐藤 馨,佐藤眞美子,佐藤洋一,鮫島正純,進藤大輔,杉山昌章,鈴木季直,鈴木二美枝,鈴木英紀,関口隆史,関矢加智子,高田邦昭,高橋一郎,高柳邦夫,立花利公,田中通義,千葉胤道,津野勝重,寺崎 治,外崎 昭,永田文男,永谷 隆,永野俊雄,中村澄夫,中村裕昭,西山彌生,馬場則男,原田嘉晏,板東義雄,平賀ッ二,平坂雅男,平野 寛,廣川信隆,廣澤一成,広瀬治子,広畑泰久,福島球琳男,藤井智之,古屋一夫,北条喜一,堀内繁雄,本田敏和,松畑洋文,村上 悟,村上 徹,村越正典,屋代 隆,安田寛基,八瀬清志,山口正視,山科正平,山野秀二,山本直紀,依藤 宏,若林健之,渡辺
徹,渡辺 皓

《関西支部》
有井達夫,飯野晃啓,生田 孝,石井裕子,井関尚一,磯田正二,伊藤 孝,伊東隆夫,乾 晴行,井上貴央,井端泰彦,上田裕清,臼倉治郎,内山安男,遠藤久満,大下昭憲,大嶋隆一郎,大谷 修,大槻勝紀,小澤一史,覚道健一,片岡勝子,北野保行,楠見明弘,熊尾章宏,黒田光太郎,神前 隆,後藤俊幸,後藤隆洋,小松正雄,西城浩志,坂 公恭,佐々木文彦,佐々木順造,芝原寛泰,志水隆一,下山 宏,杉山淳司,助台榮一,角田直人,瀬口春道,千田隆夫,副島啓義,鷹岡昭夫,高須伸夫,高屋憲一,竹田精治,田中信夫,丹司敬義,仲井清真,中西テツ,西野武志,波多江種宣,平井圭一,弘津禎彦,藤田 稔,藤本 和,藤本豊士,松浦忠夫,溝口 明,村上宅郎,森博太郎,森岡宏行,山田作夫,和田多佳志,渡辺 淳

《九州支部》
飯島忠彦,猪口哲夫,加藤征治,金子賢治,木下智見,桑野範之,小路武彦,柴田洋三郎,島田達生,菅沼龍夫,津山新一郎,土肥良秋,年森清隆,中村桂一郎,永山在明,羽坂雅之,藤田 守,藤本 淳,堀田善治,松村 晶,村田長芳,安澄文興,吉塚光明

《理事会》
飯島澄男,市橋幹雄,神谷 清,塩尻 詢,大門建夫,高橋修一,竹安邦夫,畑 俊夫,日比野倫夫,光岡 薫,山田満彦,渡辺精一

◇ 顧問の委嘱

 平成15年度第1回理事会において飯島澄男前会長を顧問に推薦しました.

◇ 名誉会員の推戴

 平成15年度総会において John M. Cowley 氏,Archie Howie 氏,Michael J. Whelan 氏が名誉会員に推戴されました.

◇ 分科会・研究部会申請の案内

 平成15年度は各々6件の分科会と研究部会が設置されました.各分科会・部会について33頁(黄緑色の頁)より掲載しました.ホームページを立ち上げている分科会・部会とは,学会のホームページとリンクを行なっていきます.分科会・研究部会によっては,ホームページのメーリングリストを立ち上げています.これにより,あるいはそのほかの手段により,研究会の案内,研究の情報交換等が行なわれています.会員の皆様の参加をお待ちしています.
 

◇ 分科会・研究部会申請の案内

 平成16年度研究部会・分科会申請希望者は学会事務局へ書面にて9月末日までにご連絡下さい

◇ 技術認定委員会委員交代の件

2003・2004年度標記委員の委嘱が行われました.
 

◇ 電子顕微鏡新編集委員の委嘱

 新たに電子顕微鏡編集委員に以下の会員を委嘱しました(平成14年度第5回理事会).
川上速人,西野武志,寺内正己,杉山昌章
 

◇ 平成15年度支部長

 北海道支部:大貫惣明(北海道大学大学院工学研究科)
関東支部:市野瀬英喜(東京大学大学院工学系研究科)
関西支部:後藤俊幸(京都大学医療技術短期大学部)
九州支部:友清芳二(九州大学大学院総合理工学研究院

◇ 電顕大学講義テキスト・学術講演会発表要旨集の頒布

 第13回電顕大学テキスト(5,000円)・第59回学術講演会発表要旨集(3,000円)の頒布希望の方は下記へご連絡下さい.
申込先:〒113-8622 東京都文京区本駒込5-16-9
(財)日本学会事務センター
TEL: 03-5814-5811 FAX: 03-5814-5822
E-mail: sub@bcasj.or.jp
 

◇ 第59回学術講演会要旨集の訂正

 要旨集の誤りについて未対応の箇所がありました.お詫びの上,以下のように訂正させていただきます.
電子顕微鏡,日本顕微鏡学会第59回学術講演会発表要旨集,Vol. 38, Supplement 1, 2003, P. 132
誤:2C4-10 H-7600 における 3D における像観察システムとその応用
正:2C4-10 H-7600 における 3D 像観察システムとその応用
 

◇ 第59回学術講演会写真コンクールについて

 金賞/PC-02『幻花』:
黒田 靖A,今野 充A,矢口紀恵A,橋本隆仁B,大西 毅B
A:(株)日立サイエンスシステムズ,B:(株)日立ハイテクノロジーズ
銀賞/PC-01『ミクロの鶏』:柳原利成(日本電子(株)・応用研究センター)
 

◇ 内規の改正について

 平成14年度第5回理事会において「会員逝去に対する弔慰内規」第3項が改正されました.(改正箇所抜粋;下線部を削除)
3.名誉会員の逝去に際しては,1,2の他に
1)弔電をおくる.
2)生花をおくる.
3)会長,副会長または理事が弔辞を捧げる.
4)Journal of Electron Microscopy 誌に写真および弔辞を掲載する.
5)電子顕微鏡誌に写真および弔辞を掲載する.
(平成15年度第5回理事会:平成15年6月6日改正)
 

◇ 関係学協会の案内・・・略

◇ 平成14年度会務報告および収支決算

  1. 平成14年通常総会
    平成14年5月15日,大阪国際交流センターにおいて,以下の議題について審議し,決議された.
    1)平成13年度事業報告の件
    2)平成13年度収支決算報告の件
    3)平成14年度事業計画の件
    4)平成14年度収支予算の件
    5)会費滞納者除名の件
    6)学会名称変更・定款変更の件
  2. 役 員
    1)平成14年度の会務は以下の役員によって行われた.
    会 長:飯島澄男
    副会長:井出千束
    常務理事(庶務担当):古屋一夫,大野伸一
    (会計担当):森博太郎,脇田 稔
    理 事:石川 晃,長舩哲齊,倉田博基,鈴木季直,石村和敬,後藤俊幸,田中信夫,猪口哲夫
    監 事:高田邦昭,内山安男
  3. 会員関係
    1)平成15年3月31日現在,会員状況は次のとおりである.
    正会員数:2,053名(海外会員23名,永年会員29名,学生77名含)
    ※支部別正会員数:北海道支部60名
    関東支部1127名
    関西支部665名
    九州支部178名
    賛助会員:72社(134口)
    名誉会員:26名(海外3名含)
    2)会員異動
      入会数 退会数 除名(会費滞納)
    正会員 84名(学生21名含) 145名(学生12名含) 38名(学生3名含)
    賛助会員 0社 4社 ----------
    3)逝去会員
     保坂康弘,大坂敏明,太田茂男,REZA, ALANI,桐谷道雄,瀬川彰久の6会員が逝去されました.謹んでご冥福をお祈り申し上げます.
  4. 事 業
    1. 第12回電顕大学(企画委員長:飯島澄男)は平成14年4月23日(火)〜24日(水)に東京大学山上会館(東京都文京区)で行われた.参加者は86名であった.
    2. 第58回学術講演会(実行委員長:森博太郎)は平成14年5月14日(火)〜16日(木)に大阪国際交流センター(大阪市)で行われた.演題等は544,参加者は1007名であった.
    3. 第13回電子顕微鏡サマースクール(実行委員長:牛木辰男)は平成14年7月27日(土)〜28日(日)に新潟大学医学部(新潟市)で行われた.参加者は17名であった.
    4. 第47回シンポジウム(実行委員長:進藤大輔)は平成14年11月27日(水)〜28日(木)に仙台市戦災復興記念館(仙台市)で行われた.参加者は202名であった.
    5. 欧文誌 “Journal of Electron Microscopy” は第51巻2〜6号および第52巻1号(編集委員長:田中通義・市野瀬英喜)を発行,535頁であった.
    6. 和文誌「電子顕微鏡」は第37巻:2〜3号および第38巻1号(編集委員長:覚道健一)を発行,222頁であった.
    7. 会報は3回・44頁(和文誌「電子顕微鏡」へ綴じ込み)を発行した.
    8. 第58回学術講演会プログラム(62頁)を発行した.
    9. 第58回学術講演会発表要旨集(293頁)を発行した.
    10. 第47回シンポジウムプログラム(17頁)を発行した.
    11. 第47回シンポジウム論文集(150頁)を発行した.
    12. 日本顕微鏡学会学会賞(瀬藤賞)
      第47回委員会(委員長 田中通義)は内規に基づき候補者推薦に関する協議を行った.第48回委員会(委員長 石川春律)は,候補者について審議し,第2回理事会は平成15年度受賞者を決定した(受賞者は会報2003 No. 1,5頁参照).
    13. 論文賞
      第17回委員会(委員長 下山 宏))は内規に基づき候補論文推薦に関する協議を行った.第18回委員会(委員長 高柳邦夫)は,候補論文について審議し,第3回理事会は平成15年度授賞論文を決定した(授賞論文は会報2003 No. 1,5頁参照).
    14. 技術功労賞
      第7回委員会(委員長 松井良夫)は候補者推薦に関する協議を行った.第8回委員会(委員長 市野瀬英喜)は,候補者について審議し,第2回理事会は平成15年度受賞者を決定した(受賞者は会報2003 No. 1,5頁参照).
    15. 奨励賞
      第3回委員会(委員長 高柳邦夫)は候補者推薦に関する協議を行った.第4回委員会(委員長 田中信夫)は,候補者について審議し,第2回理事会は平成15年度受賞者を決定した(受賞者は会報2003 No. 1,5頁参照).
    16. 電子顕微鏡技術認定試験
      電子顕微鏡技術認定委員会(認定委員長:大野伸一)は本学会主催,日本臨床電子顕微鏡学会協賛で次の技術認定試験を行った.
      第25回一般技術および第24回特殊技術認定試験
      期 日:2002年10月12日
      会 場:慈恵医大,京大医短,久留米大
        一般技術(生物) 特殊技術(生物)
      受 験 者 数: 76名 8名
      認定登録者: 60名 1名
    17. 分科会・研究部会
      下記の分科会・研究部会が承認され,活動した(( )内は責任者).
      1)分科会(6件)…( )内は世話人
        @ニューマイクロスコープ分科会(長村義之)
        A分析電子顕微鏡分科会(進藤大輔)
        B高分解能電子顕微鏡分科会(市野瀬英喜)
        C走査電子顕微鏡分科会(山田満彦)
        D生体構造解析分科会(光岡 薫)
        Eデバイス解析分科会(桑野範之・平坂雅男)
      2)研究部会(5件)…( )内は世話人
        @SPM による細胞の構造・物性のインテグレーション研究部会(竹安邦夫)
        A生物・医学試料へのイオン顕微鏡の応用研究部会
         (高屋憲一)
        B新しい固定技法による微生物の形態解析研究部会
         (山田作夫)
        C試料作製技術研究部会(坂 公恭)
        D電子顕微鏡による照射効果研究部会(渡辺精一)

◇ 平成14年度収支決算書類:ホームページ内の「学会の概要」を参照して下さい。

◇ 平成15年度事業計画および収支予算

  1. 学術講演会,シンポジウム等の開催
    1)第13回電顕大学(企画委員長:市野瀬英喜)は平成15年4月22日(火)〜23日(水)に東京大学山上会館(東京都文京区)において開校.
    2)第59回学術講演会(実行委員長:高橋平七郎)は平成15年6月7日(土)〜9日(月)に札幌コンベンションセンター(札幌市)において開催.
    3)第14回電子顕微鏡サマースクール(実行委員長:大槻勝紀)は平成15年7月26日(土)〜27日(日)に大阪医科大学(高槻市)において開校.
    4)第48回シンポジウム(実行委員長:高野吉郎)は平成15年12月6日(土)〜7日(日)にて東京医科歯科大学において開催.
  2. 学会誌,会報等の発刊
    1)欧文誌 “Journal of Electron Microscopy”(編集委員長:市野瀬英喜)は第52巻2号〜6号,53巻1号を刊行
    2)和文誌「電子顕微鏡」(編集委員長:覚道健一)は第38巻2号〜3号,39巻1号を刊行
    3)会報は「電子顕微鏡」へ綴じ込みにて年3回刊行予定
  3. 事 業
    1)賞の授与:平成15年6月8日(日)(於:第59回学術講演会)第48回日本顕微鏡学会学会賞(瀬藤賞)・第18回論文賞・第8回技術功労賞・第4回奨励賞
    2)電子顕微鏡技術認定試験(認定委員長:山口正視)平成15年10月11日に第26回一般技術および第25回特殊技術を東京,大阪,福岡の各地で実施
    3)分科会(6件)…( )内 は世話人
      @ニューマイクロスコープ分科会(長村義之)
      A分析電子顕微鏡分科会(進藤大輔)
      B高分解能電子顕微鏡分科会(高柳邦夫)
      C走査電子顕微鏡分科会(山田満彦)
      D生体構造解析分科会(光岡 薫)
      Eデバイス解析分科会(桑野範之・平坂雅男)
    4)研究部会(6件)…( )内は世話人
      @アクティブナノ顕微鏡研究部会(藤田大介)
     ASPM による細胞の構造・機能・物性のインテグレーション研究部会(竹安邦夫)
      B生物・医学試料へのイオン顕微鏡の応用研究部会(高屋憲一)
      C形態解析による抗微生物薬の作用機序研究部会(山田作夫)
      D試料作製技術研究部会(坂 公恭)
      E電子顕微鏡による照射効果研究部会(渡辺精一)
  4. 委員会…( )内は委員長
    (1)欧文誌編集委員会(委員長 市野瀬英喜)
      任期:平成16年12月末日まで
    (2)和文誌編集委員会(委員長 覚道健一)
      任期:平成16年3月末日まで
    (3)技術認定委員会(委員長 山口正視)
      任期:平成17年3月末日まで
    (4)第48回日本顕微鏡学会学会賞(瀬藤賞)選考委員会 (委員長 石川春律)
      任期:平成15年12月末日まで
    (5)第18回論文賞選考委員会(委員長 高柳邦夫)
      任期:平成15年12月末日まで
    (6)第8回技術功労賞選考委員会(委員長 市野瀬英喜)
      任期:平成15年12月末日まで
    (7)第4回奨励賞選考委員会(委員長 田中信夫)
      任期:平成15年12月末日まで
    (8)第59回学術講演会実行委員会(委員長 高橋平七郎)
      任期:平成15年12月末日まで
    (9)第60回学術講演会実行委員会(委員長 平井圭一)
      任期:平成16年12月末日まで
    (10)第48回シンポジウム実行委員会(委員長 高野吉郎)
      任期:平成15年12月末日まで
    (11)第14回電子顕微鏡サマースクール実行委員会 (委員長 大槻勝紀)
      任期:平成15年12月末日まで
    (12)第13・14回電顕大学企画委員会 (委員長 市野瀬英喜)
      任期:平成16年12月末日まで
    (13)第8回アジア・太平洋電子顕微鏡学会議組織委員会 (委員長 平井圭一)
      任期:平成16年12月末日まで
    (14)第16回国際顕微鏡学会議組織委員会 (委員長 飯島澄男)
      任期:平成18年12月末日まで
    (15)学術運営委員会(委員長 澤田 元)
      任期:平成17年総会まで

 

平成15年度収支予算:ホームページ内の「学会の概要」を参照して下さい。

◇ 平成14年度支部活動と会計報告

《北海道支部》
T.事業報告

  1. 支部総会・学術講演会:平成15年2月8日(土)北大歯学部講堂
    一般講演:10題
    特別講演:3題
    『グリア細胞の形態学的研究』
    井上芳郎(北海道大学大学院医学研究科)
    『合金は熱処理によって多様に変化する』
    武沢和義(北海道大学大学院工学研究科)
    『Development of Microscopes for In Situ Irradiation Effects Studies and Their Application to Gases in Metals』
    Dr. C.W. Allen (Materials Science Division, Argonne National Laboratory, USA)
  2. 支部役員会
    第1回役員会 平成14年10月23日(北大歯学部)
    第2回役員会 平成15年2月8日(同上)
  3. 研究会・講演会
    ・HVEM 研究会
    開催日:平成15年2月28日
    題 目:「超高圧電子顕微鏡のナノテクノロジ研究への応用」
    共 催:日本顕微鏡学会高分解能研究会
    場 所:北海道大学工学部
    ・SEM 研究会
    開催日:平成15年3月5日
    題 目:「種々 SEM 技法を使った最近の研究」
    場 所:北海道大学農学研究科電子顕微鏡センター

《関東支部》
T.事業報告
  1. 平成14年度関東支部役員は下記のとおりであった.
    支 部 長:山科正平(北里大学医学部解剖)
    副支部長:市野瀬英喜(東京大学工学部)
    庶務幹事:佐々木崇寿(昭和大学歯学部口腔組織学)
    会計幹事:近藤行人(日本電子)
    指名幹事:中村裕昭(埼玉医科大学解剖)
    監 事:平賀ッ二(東北大学金材研)
    砂子澤成人(日立ハイテクノロジーズ)
  2. 日本顕微鏡学会関東支部第27回講演会・総会・評議員会を開催した.
    日 時:平成15年3月15日(土)9 : 30〜17 : 00
    場 所:昭和大学4号館501,502,600号教室
    実行委員:松井良夫(実行委員長),佐々木崇寿(副実行委員長),他実行委員8名
    講演会題目:「新時代を担う顕微テクノロジー」
    依頼講演数:共通・A・B1・B2 セッションで28題
  3. 電子顕微鏡試料作製・観察実技講習会を実施した.
    講習科目:
    生物試料超薄切片法(医・生物)2名
    走査電子顕微鏡試料作製法(医・生物)4名
    フリーズレプリカ法(医・生物)1名
    高分解能観察法(セラミックス)1名
    計 8名
  4. 幹事会・常任幹事会・を開催した.
    幹事会(出席人数):6月22日(30),9月21日(22),12月7日(18)
    常任幹事会:5月1日,6月22日,9月21日,12月7日,3月7日
  5. 第1回,第2回幹事会に先立ち演者を招いて最近のトピックでミニ講演会を行った.
    第1回:大隅正子(日本女子大理学部)
    「酵母に魅せられて」
    第2回:須賀唯知(東大先端科学研)
    「インターコネクト・エコデザイン」
  6. 第1回,第2回幹事会においてミニ討論会を実施し,学会活性化の方策等についてディスカッションを行った.話題提供者は以下のとおりであった.
    第1回:大野伸一(山梨医科大学,本部常務理事)
    「学会名称変更後の具体的な活動はどうあるべきか?」
    第2回:古屋一夫(物質材料研究機構,本部常務理事)
    「顕微鏡学会の将来像について」
  7. 関東支部平成15年度,16年度(2003,2004年度)幹事・評議員・本部役員候補者を選出した.
  8. 関東支部平成15年度,16年度(2003,2004年度)役員の選出
    第3回幹事会において選挙により長舩哲齊氏(日体大)を副支部長に選出した.

《関西支部》
T.事業報告
  1. 支部総会
    ・平成14年7月27日(土)12 : 45〜13 : 30
    ・名城大学附属図書館「多目的ホール」
  2. 関西支部特別講演会
    ・平成14年7月27日(土)13 : 45〜17 : 00
    ・名城大学 附属図書館(参加者:約40名)
    ・プログラム:
    セッションI 座長:後藤俊幸(京大医短)
    「アポトーシス・シグナル伝達経路-子宮内膜を例として-」大槻勝紀(大阪医大)
    「膵新鮮凍結切片の微小分析」
    佐々木貞雄,中垣育子,堀 清記(兵庫医大)
    近藤久雄(ケンブリッジ大・医科研)
    「電子位相顕微鏡の原理と生物系への応用」
    永山國昭(岡崎共同研究機構)
    セッションII 座長 丹司敬義(名古屋大・工)
    「FE 電子源の実用化と電子線応用装置」
    市橋幹雄(名古屋大・理工総研)
    「STEM-EELS によるスペクトラムイメージング」
    倉田博基(京大・化研),北條喜一(原研)
    「電子顕微鏡法と電子分光法によるナノチューブ複合体の構造解析」
    末永和知(産総研新炭素系材料研究開発センター)
  3. 関西支部特別企画「SPM セミナー」
    ・テーマ:「走査プローブ顕微鏡技術の現状と応用の可能性」
    ・世話人:富取正彦(北陸先端大材料),磯田正二(京大化研)
    ・開催日時:平成14年12月3日(火)10 : 00〜17 : 30
    ・場 所:「キャンパスプラザ京都」(京都駅前)
    ・参加人数:65名
    ・プログラム:
    走査プローブ顕微鏡の基礎
    座長:磯田正二(京大化研)
    「はじめに,SPM の原理」
    富取正彦(北陸先端大・材料)
    「装置開発から見た SPM 観察I」
    長村俊彦(ユニソク)
    「装置開発から見た SPM 観察II」
    北村真一(日本電子)
    ランチョンセミナー座長:根本 隆(京大化研)
    「マルチモード・温度可変型超高真空対応 SPM を用いたアプリケーションについて」
    田口雅美(アルバック ファイ)
    「制御雰囲気下におけるプローブ顕微鏡」
    粉川良平,大田昌弘(島津製作所)
    走査プローブ顕微鏡による材料解析
    座長:富取正彦(北陸先端大材料)
    「無機材料の非接触 AFM・静電気力顕微鏡」
    菅原康弘(阪大・工)
    「有機と無機材料の STM・MFM」
    松本卓也,川合知二(阪大・産研)
    「有機材料の非接触原子間力顕微鏡」
    山田啓文(京大・工)
    「NSOM による半導体量子構造のイメージング分光」
    斎木敏治(慶大 理工)
    走査プローブ顕微鏡による生体解析
    座長:山田啓文(京大・工)
    「生物機能材料と SPM」
    民谷栄一(北陸先端大・材料)
    「SPM による生体観察法」
    牛木辰男(新潟大・医)
    「生化学と SPM」
    日詰光治,竹安邦夫(京大・生命科学)
    「高速 AFM によるタンパク質の動態撮影」
    古寺哲幸,安藤敏夫(金沢大・理)
    Q & A タイム
  4. 役員会
    1)支部評議員会
    ・平成14年7月27日(土)12 : 00〜12 : 45
    ・名城大学附属図書館
    2)幹事会
    ・第1回:平成14年4月27日(土)14 : 00〜16 : 00
    日本電子(株)大阪支店「会議室」
    平成13年度事業・決算報告,平成14年度事業計画・予算案,その他
    ・第2回:平成14年7月27日(土)11 : 00〜12 : 00
    名城大学附属図書館5階「会議室」
    平成14年度評議員会・総会議事,平成15・16年度本部役員・評議員候補者の選出,その他
    ・第3回:平成14年12月14日(土)14 : 00〜16 : 00
    日本電子(株)大阪支店「会議室」
    平成15年度支部長・副支部長候補の選出,平成15・16年度関西支部評議員候補者の選出,その他
  5. 平成15・16年度本部役員・評議員候補の推薦
    ・会長候補:瀬口春道(高知医大)
    ・理事候補:高井義造(大阪大・工)
    平山 司(ファインセラミックセンター)
    倉田博基(京都大・化研)
    石村和敬(徳島大・医)
    永山国昭(岡崎国立共同研究機構・統合バイオサイエンスセンター)
    ・監事候補:井出千束(京都大・医)
    ・評議員候補者:74名選出
  6. 平成15・16年度支部評議員選挙:141名選出
  7. 平成15年度支部長・副支部長選挙
    ・支部長:後藤俊幸(京都大医療技術短期大学部)
    ・副支部長:鷹岡昭夫(大阪大超高圧電子顕微鏡センター)
  8. 監査 平成15年4月

《九州支部》
T.事業報告
  1. 第44回支部総会ならびに支部評議員会の開催
    日 時:平成14年11月30日
    場 所:中村学園大学(福岡市)
  2. 学術講演会の開催
    日 時:平成14年11月30日
    場 所:中村学園大学(福岡市)
    会 長:藤田 守教授(中村学園大学)
    特別講演:
    山元寅男(中村学園大),木下智見(九州大)
    特別企画講演:
    (株)日立サイエンスシステムズ
    日本電子システムズテクノロジー(株)
    一般講演:
    医学生物系 16件
    物質材料系 15件
  3. 支部主催セミナーの開催:なし
  4. 第13回九州電子顕微鏡技術研究会
    日 時:平成14年8月24日
    場 所:九州大学 医学部(福岡市)
    ・平成15年度支部事業計画・予算

《北海道支部》
T.事業計画
  1. 役員会を年2〜3回開催する.
  2. 支部総会・学術講演会を例年通り2月に開催する.
  3. 各研究会及び講演会の開催をはかる.
  4. その他

《関東支部》
T.事業計画
  1. 平成15年度関東支部役員
    支 部 長:市野瀬英喜(東京大)
    副支部長:長舩哲齊(日本体育大学)
    会計幹事:佐藤真美(日本女子大学)
    庶務幹事:木元浩司(物材機構)
    指名幹事:木暮敏博(東京大学)
    江原友子(東京医科大)
    監 事:板東義雄(物材機構)
    高田邦昭(群馬大学)
  2. 関東支部第28回講演会・総会・評議員会の開催
  3. 幹事会を3回,常任幹事会を4回開催
  4. 電子顕微鏡試料作製・観察実技講習会の開催
  5. 関東支部平成16年度(2004年度)役員の選出
  6. ミニ講演会の開催(3回)
  7. 緊急討論会の開催(3回)

《関西支部》
T.事業計画
平成15年度事業計画
  1. 幹事会:年4回開催
    第1回:平成15年5月31日(土)日本電子大阪支店
    第2回幹事会:平成15年7月12日(土)京大会館
    第3回幹事会:平成15年12月13日(土)または20日(土)日本電子大阪支店にて開催予定
    第4回幹事会:平成16年4月に予定(平成16年度第1回幹事会と合同)
  2. 支部評議員会:平成15年7月12日(土)京大会館
  3. 支部総会:平成15年7月12日(土)京大会館
  4. 特別講演会:平成15年7月12日(土)京大会館
    (講演者:予定)
    セッションI
    藤吉好則(京都大・理学研究科)
    難波敬一(大阪大・生命機能)
    セッションII
    今野豊彦(大阪府立大学工学部)他
  5. 外国人講演会:年5件程度を予定
  6. 関西支部特別企画(研究会,セミナー,講習会など)
    平成15年12月に予定
    世話人:大槻勝紀(大阪医大・解剖)
  7. 支部長・副支部長選挙:平成16年2月予定
  8. 監査:平成16年4月予定

《九州支部》
T.事業計画
  1. 第45回支部総会ならびに支部評議員会の開催
    日 時:平成15年11月29日
    場 所:宮崎医大(宮崎市)
  2. 学術講演会の開催
    日 時:平成15年11月29日
    場 所:宮崎医科大学(宮崎市)
    会 長:菅沼龍夫(宮崎医大)
  3. 支部主催セミナーの開催:なし
  4. 第14回九州電子顕微鏡技術研究会
    日時・場所:未定
    ・平成14年度第4回理事会議事要旨
    日 時:平成15年3月15日(土)13 : 30〜17 : 30
    会 場:昭和大学1号館6階会議室(東京都品川区)
    出席者:(理事)飯島澄男,井出千束,古屋一夫,大野伸一,森博太郎,脇田 稔,石川 晃,長舩哲齊,鈴木季直,倉田博基,(監事)高田邦昭
    オブザーバー:覚道健一(和文誌編集委員長),市野瀬英喜(欧文誌編集委員長),畑 俊夫(日本臨床電子顕微鏡学会理事)
    委任状出席者:(理事)石村和敬,後藤俊幸,田中信夫,猪口哲夫,(監事)内山安男
    参 考:大野常務理事(認定委員長兼任)

【報 告】
  1. 庶務報告:第3回理事会以降の会務について報告が行われた.また,会員増キャンペーン案が提案され,意見交換の後,引き続き検討していくこととした.
  2. 会計報告:会計状況が報告された.会員減により会費収入が落ち込んでいる旨説明があった.
  3. 欧文誌編集委員会報告:編集進捗状況報告
  4. 和文誌編集委員会報告:和文誌編集進捗状況が報告された.@38巻は学会名改称に伴い,「新規顕微鏡法」等の特集を組むこと,A今年度末に編集委員の交代が行われること,B電子化を検討しており,これにより経費の節減をはかっていくこと等が説明された.
  5. 技術認定委員会報告:平成14年度技術認定試験結果報告
  6. 日本学術会議に関する報告
    @総合科学技術会議で検討されていた「日本学術会議の在り方について」に係る報告
    A第19期会員候補者(金研連)選定依頼が日本学術会議からあり,理事間で書面審議の結果,会員候補者に外村 彰会員,推薦人に飯島会長,推薦人予備者に古屋常務理事にて届け出を行った.
  7. 第59回学術講演会準備状況報告
  8. 8APEM 準備状況報告
  9. 日本臨床電子顕微鏡学会報告:平成15年度大会準備状況報告
  10. 4th ASEAN Meeting 報告:同会議から依頼のあった財政援助については断りの返答をしたことが報告された.
  11. 金属連合協議会・日本工学会報告:平成14年度第1回金属連合協議会,ならびに日本工学会学協会の将来問題検討委員会について報告があった.

【議 題】
  1. 平成15・16年度役員・評議員選挙の件:市野瀬選挙管理委員長から標記選挙結果について報告があり,承認し,総会へはかることとした.
    選挙結果
    @会長候補者(理事候補者)選挙:外村 彰
    A理事候補者および監事候補者選挙:全員信任
    B評議員候補者選挙:全員信任
  2. 和文誌著作権の件:覚道和文誌編集委員長から@電子顕微鏡誌における著作権の取り扱いについて(案)A「電子顕微鏡」掲載論文著作権委譲に関する契約書(案)についての説明が行われ,承認された.
  3. 和文誌賞の件:覚道和文誌編集委員長から論文賞についての編集委員会での検討結果として,「現在の論文賞の規定も含め,改廃し,論文賞・和文誌賞を設けること」,ならびに「現行内規に対する改正案」が提案され,討議の後,承認された.
  4. 技術認定委員会委員交代の件:大野認定委員長から次期認定委員・試験委員について推薦が行われ,2003・2004年度委員として委嘱することとした(18頁参照).
  5. 出版物に関する件:大野認定委員長から一般技術認定試験受験者ならびに電子顕微鏡の初心者を対象にした「電子顕微鏡ハンドブック(仮称)」の出版企画案が提案・説明され,承認した.
  6. 平成15年度事業計画の件:承認
  7. 8APEM への補助金の件:国際会議積立預金から
    1,000,000円を取り崩し,補助することとした.
  8. 平成15年度収支予算の件:承認
  9. 名誉会員推薦の件:J.M. Cowley 氏の資格審査をし,適当と認め,名誉会員として評議員会・総会に付議することとした.
  10. 科研費審査委員推薦の件:科研費審査員推薦会議(金属関係学協会連絡委員会)開催に伴い,配布資料について説明が行われ,各細目についての候補者を後日,理事が推薦し,学会からの被推薦者については会長へ一任することとした.また,昨年,解剖学研連からも同様の依頼がきていた旨説明があり,本年依頼があった際には同様の対処をすることとした.
  11. IMC-16 の件:IMC-16 組織委員会について討議が行われ,各支部から以下の数の組織委員を推薦してもらい,これに理事会推薦の委員を加え,6月の学術講演会時に組織委員会を立ち上げることとした.また,IMC-16 のホームページを開設する必要性があること,IMC-16 開催にあたって IFSM と契約を取り交わす必要があること等が併せて説明された.《各支部からの組織委員推薦数:北海道2,関東12,関西10,九州2》
  12. 平成15年度総会議案提出の件:平成15年総会議案の常務理事会案が出され,承認した.報告・議題は以下の通り.
    1. 学会賞(瀬藤賞)受賞者報告
    2. 論文賞授賞論文報告
    3. 技術功労賞受賞者報告
    4. 奨励賞受賞者報告
    5. 8APEM 報告
    6. IMC16 報告
    7. 学会誌名改称に関する報告
    8. 平成14年度事業報告の件
    9. 平成14年度収支決算報告の件
    10. 監査報告
    11. 平成15年度事業計画の件
    12. 平成15年度収支予算の件
    13. 名誉会員推薦の件
    14. 会費滞納者除名の件
    15. 次期評議員選任の件
    16. 次期役員選任の件
    17. その他
    13. 入会・退会の件:2002年12月〜2003年1月分の会員異動について報告が行われ,承認された.
    正会員:入会6 退会14,学生:退会1
    永年会員申込書受理:新居志郎
    14. 協賛等の件:9件の協賛・掲載等を了承した.

◇ 分科会活動方針・活動内容

  1. ニューマイクロスコープ分科会(世話人:長村義之)
    1)活動方針
    本分科会では医学生物学分野において「生命現象をありのままに捉える」ことを命題とし細胞のダイナミズムを中心にホルモンをはじめとする生体調節因子・遺伝子の発現調節・発生から分泌にいたる細胞内での動態とその異常を電子顕微鏡に基礎をおきつつ共焦点顕微鏡をはじめとする新しい各種観察方法を積極的に活用し,総合的な解析を試みることを目的としています.
    2)2003年度活動内容
    ニューマイクロスコープ分科会
    平成15年度分科会講演会 プログラム
    日本顕微鏡学会第59回学術講演会 シンポジウムと併催
    場 所:札幌コンベンションセンター
    会 期:平成15年6月9日
    ●BS7「ニューマイクロスコープで捉えた各種病態解析」
    6/9(3日目)C2 会場 9 : 30〜11 : 30 座長:長村義之
    3C2-01(指)喫煙負荷ラットにおける視床下部・下垂体の内分泌環境変化とその回復過程の観察
    伊東丈夫1,長村義之2,五味田裕3,芹沢昭彦4
    (1東海大・医・共利研,2東海大・医・病理,3岡山大・医付属病院薬剤部,4東海大・医付属病院病理)
    3C2-02(指)分子ダイナミクス観測による分泌系品質管理機構の解析
    和田郁夫(福島県医大・生体情報伝達研・CREST)
    3C2-03(指)がん検出用簡易システム開発
    田中真奈実1,田中朝雄2,鬼島 宏2,伊東丈夫2,橋本康伸3,東間 紘3,瀬戸泰裕4,三瀬静男4,松崎誠一郎5,松田太郎1
    (1産総研,2東海大・医,3東京女子医大腎臓病総合医療セ・泌尿器,4日本製粉中央研,5ニップンテクノクラスタ)
    3C2-04(指)細胞機能の IN SITU 可視化
    高松哲郎(京都府医大)
    3C2-05(指)ニポウ式共焦点顕微鏡によるリアルタイム3次元観察
    石田英之1,東島直子1,広田有希1,後藤信哉2,田名網健雄3
    (1東海大・医・生理,2東海大・医・循環器内科,3横河電機バイオ計測研)
    3C2-06(指)in vitro 肝組織形成過程の形態学的解析
    三高俊広(札幌医大がん研)
    3)分科会問い合わせ先・連絡先:
    日本顕微鏡学会ニューマイクロスコープ分科会
    代表世話人:長村義之 東海大学医学部基盤診療系病理診断学
    連絡先:伊東丈夫 東海大学医学部教育・研究支援センター 細胞科学部門
    〒259-1193 神奈川県伊勢原市望星台
    TEL: 0463-93-1121 ext. 2581
    FAX: 0463-91-1370
    E-mail: itohj@is.icc.u-tokai.ac.jp
    URL: http://jsm_nm.med.u-tokai.ac.jp/public_html/
  2. 分析電子顕微鏡分科会(世話人:進藤大輔)
    1. 活動方針
      本分科会主催の「分析電子顕微鏡討論会」を中心に,分析電顕に関する基礎,応用,周辺技術について,最新情報を含めて紹介する.電子顕微鏡に携わる多くの研究者,技術者の意見や要望に応える形で進めており,分析電顕技術の啓蒙に勤めている.

    2. 2003年度活動内容
      「第19回分析電子顕微鏡討論会」
      開催日:平成15年9月10日(水),11日(木)
      会 場:幕張メッセ(千葉市美浜区)(分析機器工業会主催の分析展と同時に開催)
      内 容:EELS や EDS に関する基礎と最新の研究を紹介するとともに,分析電顕に関わるシミュレーション技法や最新の分析技法のセッションを設ける.また「薄膜と微粒子:私ならこう分析する」の題目でパネルディスカッションを行う他,一般講演,ナノテクノロジー総合支援プロジェクトの紹介も行う.
      参加費:会員及び協賛学会員6,000円,学生3,500円,非会員7,000円(予稿集含む)
      申込方法:氏名,勤務先,所属,住所,電話番号,Fax 番号,e-mail アドレスをご記入のうえ,下記へお申し込み下さい(e-mail か Fax による).
      申込先(兼連絡先):〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
      東北大学多元物質科学研究所 村上恭和
      TEL: 022-217-5169 FAX: 022-217-5211
      E-mail: mailto:murakami@tagen.tohoku.ac.jp
      参加申込締切:平成15年8月29日(金)
      (会場等詳細は,ホームページhttp://asma7.tagen.tohoku.ac.jp/EMILIA/bunseki.html をご覧下さい.)

      プログラム
      9月10日(水)
      10:00-12:00
      「チュートリアル-上手に分析するために-」
      1. EDS 分析の基礎と分析精度杉山昌章(新日鐵)
      2. EELS 分析の基礎とマッピング倉田博基(京大)
      3. HRTEM 法および HAADF-STEM 法の基礎と材料学における役割今野豊彦(大阪府大)

      13:30-14:50
      「最新のシミュレーション技法」
      1. マルチスライス法による HREM, STEM-HAADF シミュレーション
        石塚和夫 (HREM)
      2. ELNES の理論計算による解釈-最近の技法と応用例
        溝口照康(東大),田中 功(京大)
      3. 電子回折強度の計算-束電子回折を中心に-
        松村 晶(九大)

      15:00-16:45
      「最新の分析技法」
      1. Cs コレクター田中信夫(名大)
      2. ホログラフィー,ローレンツ顕微鏡法
        平山 司 (JFCC)
      3. 三次元トモグラフィー古河弘光 (JEST)
      4. 低加速 SEM名越正泰 (JFE STEEL)

      16:45-17:00
      「ナノテクノロジー総合支援プロジェクトの紹介」
      9月11日(木)
      10:00-11:00
      「ハードマテリアル評価の最前線」
      1. FIB における最小イオン照射損傷 cross-sectionning - sputtering の限界について
        志水隆一(大阪工大)
      2. FIB による半導体解析のための試料作成
        朝山匡一郎(ルネサステクノロジ)
      3. FIB で観察する2次電子像コントラストの定量的評価堀田善治(九大)

      11:00-12:00
      「ソフトマテリアル評価の最前線」
      1. バイオマテリアル大門建夫(帝京大)
      2. 高分子堀内 伸(産総研)
      3. 触媒田中孝治(産総研)

      13:00-14:15
      「パネルディスカッション“薄膜と微粒子:私ならこう分析する”」
      ・分析電顕からのアプローチ
      パネラー:木本浩司(物材機構),本多祥晃(住友化学),山田克美 (JFE STEEL)
      ・表面分析からのアプローチ (SIMS, AES, XPS)
      パネラー:田中彰博(アルバック・ファイ),矢野史子(日立製作所),林 俊一(新日鐵)
      14:15-14:30
      「質問回答コーナー」
      14 : 45-17 : 00
      「一般講演」

    3. 分科会問い合わせ先・連絡先
      〒980-8577 仙台市青葉区片平2-1-1
      東北大学多元物質科学研究所 進藤大輔
      TEL: 022-217-5170 FAX: 022-217-5211
      E-mail: shindo@tagen.tohoku.ac.jp

  3. 高分解能電子顕微鏡分科会(世話人:高柳邦夫)
    1)活動方針
    原子とこれを結びつける電子とが科学の対象であるだけでなく,技術の内容にまで成り上がった今日に置いては,電子顕微鏡は科学と技術の発展にますます重要である.ものをみる上での基本である「高分解能」に対する要求は止まるところを知らない.幸い電子顕微鏡の高分解能は電子の短波長化,均一化,レンズの低収差化,電子ビーム径の縮小,電子計算機による光学補完を個別におこなうか,あるいは組み合わせることによって,更に向上できることが改めて認識され,一部は実行されて我が国の水準の高さを世界に示している.しかし全体としては各手法相互の連携は不十分と言わざるを得ない.「高分解能分科会」が我が国の電子顕微鏡学のハードコアを集結して,情報交換,新たな提案,海外へ向けての発信源となすべくしたい.高分解能分科会で得られる高い成果は,科学研究費の配分などにも影響を及ぼし,学会の発展にも側面から寄与できるように本分科会を成長させたい.
    2)2003年度活動内容:未定
    3)分科会問い合わせ先・連絡先
    〒152-8551 目黒区大岡山2-12-1
    東京工業大学大学院理工学研究科物性物理学専攻
    高柳 邦夫
    TEL: 03-5734-2078 FAX: 03-5734-2079
    E-mail: mailto:takayang@phys.titech.ac.jp
  4. 走査電子顕微鏡分科会(世話人:山田満彦)
    1. 活動方針
      走査電子顕微鏡分科会は,会員が気軽に走査電子顕微鏡に係る技術交流を行う場を提供し,観察ノウハウや先端研究などの情報を広く会員に広めることを使命として活動する.それによって,会員相互の技術向上,学術研究促進,会員数増加を図り学会の発展に寄与する.

    2. 2003年度活動内容
      第59回学術講演会においてシンポジウムを企画し,会員に最新情報を提供した.さらに,「明日のサイエンスを支える SEM 技術」というテーマで SCAN TECH 2003 を開催(9月5日 於日本女子大)し,技術交流の場を設ける(下記プログラム案参照).また,和文,英文誌への投稿を促進する.
      SCAN TECH 2003
      「明日のサイエンスを支える SEM/FIB 技術」
      日 時:2003年9月5日(金)10:00〜19:00
      場 所:日本女子大学香雪館501教室
      1. イントロダクション
      2. ライフサイエンスと SEM
        1)SEM の果たした役割と将来への期待:近藤俊三(三菱化学生研)
        2)再生医学と SEM
         ・人工肝臓:松浦知和(慈恵医大)
         ・インプラント:早川 徹(日大・松戸歯)
        3)香化粧品化学と SEM:山下美香(コーセー研究本部)
      3. ナノテクノロジーと SEM
        1)SEM/FIB 加工のナノテクへの応用:落合幸徳(日本電気基礎研)
        2)SEM によるナノ材料の観察:渡邊俊哉(日立サイエンスシステムズ)
        3)微粒子のアセンブル技術:宮崎英樹(物材機構)
        4)ナノテクノロジーのための実用 SEM 技術
         ・種々の材料に対する前処理と観察:稲里幸子(松下テクノリサーチ)
         ・表面・界面観察のための最新技術:小野昭成(日本電子)
         ・イオンビームによる多様な試料前処理法:多持隆一郎(日立サイエンスシステムズ
         ・総合討論
      4. ミキサー
        ・ミキサーの場でも,簡単なプレゼンテーションが可能です.振るってご参加下さい.上記プログラムは暫定のものです.演題,演者は変更になる可能性があります.最新情報は,走査電子顕微鏡分科会のホームページをご覧下さい.
      URL: http://homepage1.nifty.com/scantech/

    3. 分科会問い合わせ先・連絡先
      世話人:山田満彦
      (株)日立サイエンスシステムズ
      那珂カスタマーセンタ 物性評価部
      TEL: 029-274-5093 FAX: 029-274-2466
      E-mail: yamada-mitsuhiko@naka.hitachi-hitec.com
      走査電子顕微鏡分科会ホームページ:
      http://homepage1.nifty.com/scantech/

  5. 生体構造解析分科会(世話人:光岡 薫)
    1)活動方針
    本会は,顕微鏡画像を用いた生体構造解析研究の支援を行う.画像解析は専門的な知識が必要であり,生体試料調製は個々のノウハウが重要である.そのため,研究者の交流を促進することにより,研究の迅速な発展を目指す.また,生体構造解析に適した電子顕微鏡開発も支援する.
    2)2003年度活動内容
    (1)研究討論会の開催
    平成15年度研究討論会
    日 時:11月13日,14日(一泊)
    場 所:理化学研究所播磨研究所(Spring8 内)
    〒679-5198 兵庫県佐用郡三日月町光都1丁目1-1
    具体的な内容等は現在検討中なので,詳細が決まり次第,ホームページや会報で連絡します.研究討論会開催に伴い,セッションをオーガナイズして頂ける方を歓迎いたしますので,希望がございましたら下記問い合わせ先へ連絡をよろしくお願いします.
    (2)メーリングリストによる情報共有
    まず,分野内の研究者がその専門的なノウハウを共有する目的には,日常的な交流が有効であり,そのためには現在はメーリングリストが最も適した方法だと考えられます.そこでメーリングリストを,生体構造解析の技術的な質問を行えるよう充実させるとともに,より多くの参加者を募ります.メーリングリストへの参加方法は,本分科会のホームページに掲載します.
    3)分科会問い合わせ先・連絡先
    〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
    京都大学物質科学研究センター 光岡 薫
    TEL: 075-753-4214 FAX: 075-753-4218
    E-mail: kaorum@em.biophys.kyoto-u.ac.jp
    ホームページの URL:http://em.biophys.kyoto-u.ac.jp/jsem/
    最後に今年度は幹事を若干名増やす予定ですので,協力して頂ける方は上記問い合わせ先に連絡を下さい.よろしくお願いいたします.
  6. デバイス解析分科会(世話人:桑野範之・平坂雅男)
    1)活動方針
    本分科会では光・半導体を始めとするデバイスの特性向上や品質管理のための解析技術の研究を行っている.特に,デバイス材料に関する具体的なテーマに対して,企業,大学,電子顕微鏡メーカーが情報と技術を交換し,互いにニーズとシーズを出し合いながら電子顕微鏡技術を発展させていくことを目的としている.
    2)2003年度活動内容
    (1)電子顕微鏡解析技術フォーラム
    「電子顕微鏡によるプロセス不良解析・故障解析」や「材料開発における電子顕微鏡解析の問題点」などについて参加者の発表を中心に討議致します.
    日 時:2003年8月29日(金)〜8月30日(土)
    (1泊2日)
    内 容:最近の電子顕微鏡技法および試料作製技術
    問い合わせ先:平坂雅男(帝人)
    E-mail: m.hirasaka@teijin.co.jp
    (2)デバイス解析分科会研究会
    科学研究費補助金・基盤研究 C(1)企画「電子プローブによる光・電子デバイス材料および実装素子のナノ組織解析技術の進展」の成果を基にした研究・報告会を予定しています.
    日 時:2004年1月頃
    問い合わせ先:桑野範之(九大)
    E-mail: kuwano@astec.kyushu-u.ac.jp
    3)分科会問い合わせ先・連絡先
    世話人(責任者):桑野範之
    九州大学 先端科学技術共同研究センター
    〒816-6580 春日市春日公園6-1
    TEL: 092-583-8773 FAX: 092-573-8729
    E-mail: kuwa-igz@mbox.nc.kyushu-u.ac.jp
    世話人(責任者):平坂雅男
    帝人株式会社 新事業開発グループ 研究推進室
    〒100-8585 千代田区内幸町2-1-1
    TEL: 03-3506-4104 FAX: 03-3506-4127
    E-mail: m.hirasaka@teijin.co.jp

 

◇ 平成15年度研究部会活動方針・活動内容

  1. アクティブナノ顕微鏡研究部会(世話人:藤田大介)
    1. 活動方針
      電子顕微鏡及び最近進歩の著しい走査プローブ顕微鏡(走査トンネル顕微鏡,非接触原子間力顕微鏡,近接場光顕微鏡)などのナノ計測技法と様々なアクティブ操作(高温場,極低温,極高真空場,電場,強磁場,応力場,照射場,ナノ創製,原子操作,等)を融合させる「アクティブナノ顕微鏡」に関する技術開発をテーマとして活動を行う.
    2. 2003年度活動内容
      第1回「アクティブナノ顕微鏡」研究部会
      日 時:平成15年7月29日(火)9時〜12時
      場 所:物質・材料研究機構千現地区第2会議室
      (茨城県つくば市千現1-2-1)
      内 容:
      @本年度の活動内容
      A講演(2件程度)
      第2回「アクティブナノ顕微鏡」研究部会
      日 時:平成16年1月23日(金)13時〜17時
      場 所:(財)ファインセラミックスセンター
      (名古屋市熱田区六野2-4-1)
      内 容:アクティブナノ顕微鏡の最先端に関する講演
      (6件程度)
    3. 研究部会問い合わせ先・連絡先
      住 所:〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
      所 属:物質・材料研究機構ナノマテリアル研究所
      氏 名:藤田大介
      TEL: 029-859-2741 FAX: 029-859-2701
      E-mail: fujita.daisuke@nims.go.jp

    1. 活動方針
      本研究部会では,「1分子の可視化を通してみた個別の情報が集まって,細胞の構造と機能が生まれる」「こういった全体像の解明が重要である」との認識のもと,細胞生物学,生化学,形態学,物理学等の諸分野の研究者が集まって SPM による細胞の構造・機能・物性のインテグレーションを目指した発表・討論を行い,諸分野の研究者同士間の共同研究を通じて新しい学問領域と技術体系を格段に発展させる.
    2. 2003年度活動内容
      ●諸分野の研究者同士間の共同研究を通じて新しい学問領域と技術体系を格段に発展させる.学術講演会等にシンポジウムやワークショップをオーガナイズし,積極的に参加する.
      ●研究成果を広く会員に還元するために研究討論会を開催すると共に会員の拡大に努める.
      研究会の開催予定期日:平成15年11月30-12月1日.
      場 所:北海道・丸駒温泉(支笏湖畔)(予定).札幌(大通りバスセンター)から,また,千歳空港,JR 千歳駅から無料送迎バス(11時30分発)を運行予定.
      参加費:一人あたり1万円程度.
      プログラム:詳細は未定.
      世話人:川端和重(北海道大学大学院理学研究科生物科学専攻(高分子機能学))
      TEL: 011-706-2769 FAX: 011-706-4992
      E-mail: kaw@sci.hokudai.ac.jp
    3. 研究部会問い合わせ先・連絡先
      竹安邦夫(京都大学大学院生命科学研究科(分子情報解析学分野))
      〒606-8502 京都市左京区北白川追分町
      TEL & FAX: 075-753-6852
      E-mail: takeyasu@lif.kyoto-u.ac.jp

  2. 生物・医学試料へのイオン顕微鏡の応用研究部会
    (世話人:高屋憲一)
    1. 活動方針
      新鮮凍結乾燥超薄切片のイオン顕微鏡観察により微細構造における元素の分布を二次イオン像として表示した.組織のより広い範囲の元素や分子の分布を観察するためクリオスタット切片により,高質量分解能のイオン像を,セクター型 (IMS-6f) と飛行時間型 (TRIFT II) SIMS で観察し,他の m ビームアナリシスの結果と比較検討する.
    2. 2003年度活動内容
      1.日本顕微鏡学会第59回学術講演会シンポジウム BS5「イオン顕微鏡の医学・生物学への応用」
      2003年6月7日,札幌,講演6題
      2.Secondary Ion Mass Spectrometry (SIMS) XIV, 2003, September 14-19, San Diego, U.S.A.
      3.4th International Symposium on Atomic Level Characterization (ALC'0 3), 2 0 0 3 , Octobe 5-1 0 , Kauai, Hawaii, U.S.A.
      3)研究部会問い合わせ先・連絡先
      〒930-0874 富山市寺町1005-28 高屋憲一
      FAX: 076-433-0918
      E-mail: taken101@pk9.so-net.ne.jp

  3. 形態解析による抗微生物薬の作用機序研究部会(世話人:山田作夫)
    1. 活動方針
      本研究部会では,病原微生物に対する化学療法薬の作用メカニズムを細胞レベルで明らかにするために,現在どこまで明らかにされているかを踏まえた上で,新たな手法および戦略によって,超微形態学的な解析を推進することを目的に活動する.
    2. 2003年度活動内容
      シンポジウム『形態解析による抗微生物薬の作用機序の解明』を,“第16回微生物シンポジウム”において合同シンポジウムとして次のように開催する予定である.
      開催日:平成15年9月5日,6日(日時の詳細は未定)
      会 場:京都薬科大学 愛学館 A31 大講義室
      主 催:日本薬学会
      実行委員長:京都薬科大学 微生物 西野武志(本研究部会幹事)
      なお詳細については後日,ホームページにて案内する予定である.
    3. 研究部会問い合わせ先・連絡先
      〒701-0192 倉敷市松島577
      川崎医科大学微生物学教室 山田作夫
      TEL: 086-462-1111 FAX: 086-462-1199
      E-mail: syamada@med.kawasaki-m.ac.jp<
    4. 試料作製技術研究部会(世話人:坂 公恭)

    1. 活動方針
      電子顕微鏡観察においては「試料の作製に成功すれば90%成功した」といわれるほど,試料作製技術は電子顕微鏡技術の最も基本となる技術である.
      集束イオンビーム (FIB) 法の出現により,試料作製技術は飛躍的に進歩したものの,電子顕微鏡解析に対してますます厳しい要求が課せられつつある.こうした事態を受けて本研究部会では,電子顕微鏡観察用試料の作製技術を研究する
      ことを目的とする.
    2. 2003年度活動内容
      従来とおりの1回の研究会を開催し,情報の交換を行う(時期場所は未定).FIB により試料作製技術は現在我が国が世界をリードしているので,本研究部会の成果をふまえて,FIB 試料作製技術の現状に関する総説を Journal of Electron Microscopy の特集号として刊行する(欧文誌編集委員会と交渉中).
    3. 研究部会問い合わせ先・連絡先
      坂 公恭(さかひろやす)
      〒464-8603 名古屋市千種区不老町
      名古屋大学工学研究科量子工学専攻
      TEL: 052-789-3226 FAX: 052-789-3348
      E-mail: saka@numse.nagoya-u.ac.jp

  4. 電子顕微鏡による照射効果研究部会(世話人:渡辺精一)
    1. 活動方針
      電子線・粒子線による照射効果の新領域研究:(1)照射による欠陥構造とその挙動に関する新解析法,(2)誘起効果による非平衡拡散や相変化,(3)励起効果により誘起される諸現象,(4)また原子力用材料の研究において電子顕微鏡が果たす役割について積極的にトピックスを集める.
    2. 2003年度活動内容
      日 時:2003月11月4日〜5日
      会 場:京都大学原子炉実験所(熊取)
      「照射効果を利用したナノ組織制御」
      15年度部会案内:http://www.caret.hokudai.ac.jp/TEM/
    3. 研究部会問い合わせ先・連絡先
      〒060-8628 札幌市北区北13条西8丁目
      北海道大学大学院 工学研究科 物質工学専攻 渡辺精一
      TEL: 011-706-6770 FAX: 011-706-6772
      E-mail: watanabe@loam-ms.eng.hokudai.ac.jp
      照射効果研究部会ホームページ
      http://www.caret.hokudai.ac.jp/TEM/index.html/



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