第11回ABiS電子顕微鏡トレーニングのご案内

 公益社団法人日本顕微鏡学会 会員のみなさま、

 生体解析分科会は関係機関と連携し第11回ABiS電子顕微鏡トレーニングを下記の要領で開催いたします。皆様の参加を心よりお待ちしております。

◆ ◆ ◆ 第11回ABiS電子顕微鏡トレーニング(2019年度第1回)◆ ◆ ◆

【クライオ試料作製・観察 ~クライオSEMによる含水試料の観察~】

 試料凍結から始まるクライオSEM法の実践的なトレーニングを行います。

 クライオSEM法は、生体組織や培養細胞、乳製品などの生物系試料や流体材料(エマルジョン、インク)などの含水性試料を、化学固定をすることなく、
非晶質凍結させることにより、水やアルコール等の溶媒を含んだままの状態で観察することのできる非常に有用な手法です。

 化学固定や脱水、樹脂包埋などの汎用的な試料調製過程で失われてしまう様々な可溶性物質を保持したまま、ネイティブに近い試料の状態を観察をすることが可能です。

 今回のトレーニングでは、①高圧凍結、②凍結割断、③凍結切削(面出し)、④クライオコーティング、および⑤クライオSEM観察を、SEMのためのクライオ
トランスファーシステム(VCTシステム)でリンクさせた装置システムの実習を行います。

 なお、参加者の持込試料に関しては、トレーニング最終日(10月18日)に、プレリミナリーな観察でよければ、対応が可能な場合があります。

日 程 : 2019年10月16日(水)~ 18日(金)

場 所 : 兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
      (兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2)

定 員 : 10名程度

参加費 : 30,000円(正会員)、40,000円(正会員以外)
      ※トレーニング当日に、会場にて現金でお支払い下さい。

詳しくは、添付の開催概要をご確認下さい。
本トレーニングの参加申込は下記のURLで案内しています。

締切日 : 2019年10月 9日(水)