生体解析分科会研究会では下記の通り2022研究会
「バイオ向けクライオ透過電子顕微鏡の多様性の最前線3」
【概要】
単粒子解析が可能なクライオTEMのサイトが続々と立ち上がり、クライオTEM以外にも各種クライオ顕微鏡システムが国内での導入が進んでいます。これにより、高難度のクライオTEMトモグラフィによる細胞内の構造解析への挑戦が現実味を帯びた技術になってきました。その試料作製の中心となってくるのが「生物系クライオFIB-SEM」になります。今回は、新たに本格的な活動を始められている皆さんを中心に、最新の研究活動、または、施設紹介、装置メーカーの皆様からは、本領域に活用できる最新装置や手法の紹介をいただき、皆さんの意見交換・技術交流の場として活用していただきたいと思います。
また、分科会では、on-line、ハイブリッド対面式と、withコロナ、afterコロナを見据えて各種方式を取り入れて参りました。今回は、初のホットサイトでの講演会となり、ラボ見学も計画しています、ぜひ、奮ってご参加ください。ただ、人数制限もありますし、ハイブリッド開催としますので、生理研装置でのLive配信も挑戦してみようと思っています。至らない点も多々あるかもしれませんが、温かく応援していただけると幸いです。
主催:日本顕微鏡学会生体解析分科会、生理学研究所、生命創成探究センター
日時:2022年11月2日(火) 9:00~17:30
場所:生理研1階大会議室
募集:現地参加50名、on-line参加50名、計100名
形態:ハイブリッド
参加申し込みはこちら
【プログラム】
09:00-9:05 挨拶、ガイダンス
09:05-9:35 “High throughput cryo electron tomography acquisition.”
Fabian Eisenstein 東京大学 大学院医学系研究科
09:35-10:05 「拡張型心筋症の病態解明に向けた FIB-SEM〜クライオTEMの試み」
今崎 剛 神戸大学大学院医学研究科 医科学専攻
10:05-10:35 「理研・横浜事業所における in situ 構造解析への取り組み」
山形敦史 理化学研究所横浜研究所
10:35-11:05 「3D EDのためのFIBSEM利用の現状」
高場圭章 理化学研究所播磨研究所(on-line)
11:05-11:15 休憩
11:15-11:45 「クライオFIB/TEMワークフローの紹介」
細木直樹、松島英輝、水野議覚、三平智宏 (日本電子株式会社)
11:45-12:15 「クライオ共焦点顕微鏡システムの紹介と、はじめての人のための
”共焦点顕微鏡”と”蛍光寿命”」
伊藤喜子、長利 卓(ライカマイクロシステムズ株式会社)
12:15-13:45 Lunch
13:45-15:45 ラボ・クライオFIB-SEM実演 ライブ配信および、
生理研 クライオ電子顕微鏡システム ミニラボツアー
(ラボツアー現地参加の希望者のみ、人数により抽選になる場合も)
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 “Overview of our latest Cryo-FIB developments
for Cryo-Electron-Microscopy”
Rigort Alexander Thermo Fisher Sceintific(on-line)
17:00~17:30 総合討論