日本顕微鏡学会は、顕微鏡学の発展と普及、および、会員相互の連携強化に努めています
公益社団法人日本顕微鏡学会(JSM)は、あらゆる顕微鏡技術とイメージング科学の学理を探求し、 ナノからマクロに至る微細構造の解明を通じて、科学技術の発展と社会への貢献を目指す学術団体です。
本会の起源は、1939年(昭和14年)に発足した日本学術振興会第37小委員会(電子顕微鏡小委員会)に遡ります。電気、物理、化学、医学、生物の研究者による学際的な組織としてスタートし、1949年(昭和24年)には世界に先駆けて「日本電子顕微鏡学会」として発展しました。以来、世界をリードし続ける日本の電子顕微鏡技術において、本学会は製品・技術開発の両面で重要な役割を担ってきました。その後、顕微・イメージング・分光技術のさらなる広がりと融合を見据え、2002年(平成14年)に現在の「日本顕微鏡学会」へと名称を変更いたしました。
現代の科学技術において、観察対象や計測手法は極めて多様化しています。本学会は、電子顕微鏡を中核としつつ、 走査型プローブ顕微鏡(SPM)や共焦点レーザー顕微鏡、X線顕微鏡など広範な技術を包括する「顕微鏡学(Microscopy)」の総合的な発展を牽引していま
す。 現在では、金属・無機材料といった伝統的な材料科学や医学・生物学の枠を超え、有機ソフト材料科学や化学分野との連携が加速しています。さらに、 マルチスケール・マルチモーダル計測や、データサイエンスを駆使した「計測・計算・データ融合」といった新たな潮流を推進し、バイオサイエンスや新素材開発における不可欠な学術的拠点となっています。
現在、会員約1,700名、賛助会員75社(2026年2月現在)を擁する本学会は、基礎研究から産業、医療、ナノテクノロジーへの応用まで、多様な専門性を持つ研究者や技術者が集う場です。発展を続ける顕微鏡イメージング技術を支え、グローバルな課題解決に貢献する
上で、当学会が果たす役割は益々重要になっています。
わが国の顕微鏡学の未来を共に拓くため、関連する研究者、技術者、教育者、次世代を担う学生、ならびに企業の皆様の積極的なご入会と、本学会の多角的なご活用を心よりおすすめする次第です。

)
)