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ジュニアメンバー顕微鏡写真コンクール 採択作品・優秀作品

2026年度ジュニアメンバー顕微鏡写真コンクール 採択作品・優秀作品

最優秀賞:「繊維に支えられている私たちの暮らし」 森谷美咲


自分で試料作製をしてみたかったので、繊維を選びました。天然繊維(縦)と化学繊維(横)を縦横に綺麗に並べた写真が撮りたくてサンプル作製をしましたが、小さく細い繊維を1本づつピント張ることに大苦戦しました。毎日何気なく使い分けている繊維ですが、近づいて見ると全く違った形をしていて驚きました。

私たちの暮らしに欠かせない繊維のイメージを、4種類の繊維の格子の中に浮かぶ街と共に表現してみました。

倍率:JSMーIT500HR
倍率:130倍
加速電圧:5kv

優秀賞:「モンスター襲来」 NanoSuit®研究チーム


ナノスーツ加工を施し生体に近い状態のクマムシの写真です。ろ紙の中に潜り込もうとして、力強く一歩歩んだ瞬間を捉えました。水分を保ちふっくらむっちりとした体、鋭く熊のような爪、なかなか見られない口を同時にとらえることができました。クマムシが立ってくれたため平面的な写真ではなく、立体的で臨場感のある写真になりました。何度撮っても口を見せてくれないので、とても時間がかかりました。その中で得られた一枚なので奇跡の一枚です。どうぞご鑑賞下さい。

電子顕微鏡 日本電子JCM7000 入射電圧15.0kV 二次電子 高真空モード
倍率 800
撮影年月日 2026年3月27日

特別賞:「シースルーミドリムシ」 Nanosuit®研究チーム


ミドリムシを通常SEMで観察する場合、固定、脱水、乾燥と一連の作業に時間を有し、脱水をしたものに金属コーティングを施すため、ミドリムシの内容物を見ることができない。しかしナノスーツ法を用いると、通常必要な工程を省いて30秒以内で試料作製を行うことができる。そして生体の水分蒸発を抑制することによって、みずみずしい画像を得ることができる。今回はパラミロンや葉緑体だと思われるミドリムシの内容物を見ることができた。この画像はミドリムシを立体的に捉え、それに加えて眼点と鞭毛を同時に画像に収められたものである。

電子顕微鏡 日本電子JSM7000 入射電圧15.0kV 二次電子
高真空モード
倍率 1500倍
撮影年月日 2026年3月26日

特別賞:「地球が育てた水晶の世界」 藤本あかり


ジオードは、火山活動によって生じた岩石の空洞に熱水が入り込むことで形成される晶洞です。溶岩が冷える際にガスが抜けてできた球状の空洞にSiを含む熱水が浸み込み、数千~数百万年という長い時間をかけて水晶が成長します。外側はただの岩石でも、内部では周りに邪魔されずにその鉱物本来の形として成長するため、独特で美しい結晶空間が生まれます。ジオードを手に取ると「この中ではどんな結晶が育っているのだろう」と想像がふくらみ、わくわくします。実際に割って内部が現れた瞬間に結晶が姿を見せると、地球の長い時間がつくり上げた構造を自分の目で確かめられたようで、見るたびに感動します。

観察試料
 名称 :水晶ジオード(Quartz Geode)
 産地 :アフリカ 西サハラ砂漠
 サイズ:55x48x45mm
 重さ :105g

観察条件
 装置 :実体顕微鏡(オリンパス製SZX16)

奨励賞:「30万年前からのタイムカプセル」 田中 千智


博物館の化石発掘イベントに行きました。石は約30万年前の新生代・栃木県の塩原産のもので、割ってみると虫の化石を発見することができました。
虫の種類を学芸員の方に質問したところ、キノコバエの可能性が高いのだそうです。
虫の化石が4mmと小さく肉眼ではよく見えなかったけど、スマホ顕微鏡で観察してみると腹部や脚がきれいに現れていることがわかりました。
二枚目の写真は全体の写真右下の脚の部分なのですが、細い毛まで観ることができました。しかも立体的に見えました。毛の化石は美しく、化石とは石のように硬いものと思っていましたが、この脚の部分の毛を見るとしなやかさを感じます。まるでさっきまで生きていたようで不思議な気持ちになりました。
30万年前にこの日本に生息していたキノコバエと現代のキノコバエに違いがあるのか知りたく、今度キノコバエを捕獲して観察してみたいです。
顕微鏡を使って観ることで新しい発見があるとわかったので、これからも顕微鏡を活用して自分の世界をミクロまで広げていきたいなと思いました。

iPhone 16 ProにAPEXELの300倍スマホ顕微鏡(MS300)を装着し、スマホ顕微鏡のLEDライト暖色全周モードで室内撮影。
一枚目はズームなしで撮影。
二枚目はiPhoneで3.6倍にズームして撮影。

JSM未来賞:「なの花のくき」 ゆず


なの花のくきをけんびきょうでかんさつしました。中には細いせんがたくさん通っていて、水やえいようを運ぶ通り道だとわかりました。とてもふしぎでした。

光学顕微鏡、iPhone8

JSM未来賞:「おっしくーらまんじゅう!」 にゅにゅ


私は、細胞が大好きです!毎日、家の顕微鏡で、いろいろなものを(ミクロのもの限定)見ています。(と言っても、顕微鏡の方では新米だけどね)ついでに、なぜ、細胞が大好きになったかというと、「はたらく細胞」を見て、(細胞の世界ってこうなってるんだ!!!)と思い、細胞の研究を始めました。
さて、写真の話にはいりましょう。この写真は、唐辛子の皮の細胞です。なんだか、「おっしくーらまんじゅう!おっしくーらまんじゅう!おっしくーらまんじゅう!」と、言ってるみたいで、面白いなぁ!と思いました。(最近は、グラム染色について知りたいです!)

子どもの生物顕微鏡です。この倍率は(多分)1000倍です。

JSM未来賞:「アゲハチョウの幼虫」 二見和真


これは外で育てているパセリで卵がかえったアゲハチョウの幼虫です。幼虫の背中を顕微鏡で見てみたらボコッとしているところにだけ長い毛が生えていました。なんでボコっとしているところにしか長い毛がないのかなと思いました。短い毛と長い毛があってそれぞれどんな役割をしているのだろうと思いました。

この写真を撮った4日後に大きくなった幼虫の背中を顕微鏡で見たら、ボコっとしたところも毛もなくてつるっとした感じになっていました。

電子顕微鏡
1000倍

JSM未来賞:「クマムシです」 Kai


家の近くの壁にはりついていたコケを水にひたして水の中に落ちたものを観察しました。

透明な袋のような中に入ったクマムシ。からだがひっかかって出れなくなってしまいましたが、なんとかぬけました。かわいかったです。

光学顕微鏡100倍

過去の受賞作品

2025年度受賞作品