平成19年度 日本顕微鏡学会写真コンクール受賞作品(日本顕微鏡学会第63回学術講演会)
2007 Photo contest winner at the 63th Annual Meeting of the Japanese Society of Microscopy
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最優秀作品賞 -Best Micrograph Award 2007
Title:アーチ橋に灯る明かり
鈴木 裕也1、今野 充1、東 淳三1、西元 有香2
(1株式会社日立ハイテクノロジーズ 2株式会社日立ハイテクフィールディング)
FIB加工技術を用いて、シリコンウエハーから取り出したミクロンサイズのブロックから高さ約15?mのガス灯が立ち並ぶアーチ橋を作製し、観察したSIM像です。このミクロンサイズの橋は、信濃川に架かる萬代橋をイメージしました。FIB加工技術の進歩により、萬代橋の重厚感や構造の美しさが再現されています。
(撮影対象)
試料:シリコン単結晶
装置:FB-2100FIB加工観察装置
加速電圧:40kV
直接倍率:3,500倍
市民選出最優秀作品
Title:細胞が魅せる造形美
甲賀 大輔
細胞内の一部分を走査型電子顕微鏡で撮影しました。写真中央のゴルジ装置(青に彩色)は、小胞体(褐色)との共同作業により、蛋白質を合成します。またミトコンドリア(緑)は、細胞の生命活動に必要なエネルギーを産生します。それにしても、私たちの体をつくっている「細胞」の造形美に驚くばかりです。
(撮影対象・条件)
試料:オスミウム浸軟処理した脊髄神経節細胞
装置:日立S-5000走査電顕
加速電圧:5kV
直接倍率:2万倍