第21回ABiS電子顕微鏡トレーニング(Cryo-TEM)のご案内

2022年度(令和4年度)第21回ABiS電子顕微鏡トレーニング 開催概要
「急速凍結法を用いたCryo-TEM観察」

開催日程:2023年1月16日(月)・17日(火)
開催場所:兵庫県立大学 播磨理学キャンパス 研究2期棟
     〒678-1205 兵庫県赤穂郡上郡町光都3-1-2
     ※JR山陽線/山陽新幹線・相生駅南口よりウイング神姫「SPring-8」行きの
      バスに乗車し「県立大理学部」(約22分)バス停にて下車。徒歩3分。

開催目的:
 本トレーニングは、氷包埋法による凍結試料作製から、クライオ透過電子顕微鏡(Cryo-TEM)を用いた画像取得までの実践的なトレーニングを行います。
 現在、生体試料(細胞、ウイルス、タンパク質)や、液体試料(エマルジョン、インク)などの含水試料を、一切の化学固定・脱水操作を行わず、水を含んだ状態のまま観察できる手法として、幅広い分野でCryo-TEMが注目されています。しかし、非晶質の薄い氷膜内に試料を包埋する(これを氷包埋という)浸漬凍結法や、凍結試料をCryo-TEMで観察するための実験操作、さらに事前に実施すべき予備実験等も含めて、それぞれの研究室ごとに継承されてきた独自のノウハウがあり、これらを身に付けなければ“まともな” クライオ観察はできません。
 そこで今回のトレーニングでは、環境制御型急速凍結装置(Leica EM GP)を用いた氷包埋試料の作製と、汎用の透過電子顕微鏡(JEM-2100)に、サイドエントリー型クライオトランスファーホルダー(GATAN 914)を組み合わせたCryo-TEMの入門編となるトレーニングを行います。

主な使用装置
 ・環境制御型急速凍結装置EM GP (LeicaMicrosystems)
(参考;Vitrobot Mark IV (ThermoFisherScientific))
・親水化処理装置  IB-3 (Eiko)
・透過電子顕微鏡  JEM-2100 (JEOL)
・クライオ試料ステージ         GATAN 914 (GATAN)
 ・CMOSカメラシステム       TemCam-F216 (TVIPS)

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